大河ドラマ天地人ゆかりの地「新潟・  福島・山形」

kanazu362009-06-14

今日14日の大河ドラマ天地人は「戸惑いの上洛」。
景勝は秀吉の求めに応じ、4000の軍勢を従え上洛した。
上杉家の会津移封が日一日と迫っている。
物語の舞台はやがて春日山(新潟)から会津(福島)へそして
米沢(山形)へと続く。
年表によれば、
天正16年(1588)4月20日、景勝上洛、秀吉に拝謁
・慶長3年(1598)1月10日、景勝、秀吉より会津120万石への転封を命ぜられる
・慶長6年(1601)8月17日、景勝、家康より米沢30万石に減封を命ぜられる
会津転封で越後の天地人ブームは会津へ。
新潟ふるさと村で「新潟・福島・山形直江兼続関係史跡パネル展」が開催されていたので
見てきた。
新潟県関係の史跡(11件)
 ・坂戸城跡(坂戸) ・与板城跡(与板町) ・徳昌寺(与板)
 ・春日山城跡(上越市) ・御館跡(上越市) ・居多神社(上越市五智)
 ・直峰城跡(安塚町) ・天神山城跡(岩室村) ・新発田城新発田市
 ・羽茂城跡(佐渡市) ・妙宣寺(佐渡市
福島県関係の史跡(3件)
 ・若松城跡(会津若松市) ・神指城跡(会津若松市) ・田島山城跡(会津町田島)
 地方紙新潟日報天地人ゆかりの旅・会津移封」は6月4日から始まった。
 記事の中で”幻に終わった神指城”が紹介されている。
 景勝の神指城築城は、景勝に謀反の疑いありと徳川家康会津に出兵。
 家康の会津出兵で神指城築城の工事は中止される。
 神指城築城が関が原の戦いの導火線に・・・
山形県関係の史跡(20件)
 ・米沢城跡(米沢) ・上杉神社(米沢) ・松岬神社(米沢)
 ・上杉博物館(米沢) ・上杉家御廟所(米沢) ・林泉寺(米沢)
 ・直江兼続夫妻の墓(林泉寺墓所) ・東源寺(米沢) ・法泉寺(米沢)
 ・宮坂考古館(米沢) ・関興庵(米沢) ・五色温泉(米沢)
 ・鉄砲鍛造遺跡、白布温泉(米沢) ・直江堤(米沢) ・龍師火の碑(米沢)
 ・亀岡文殊堂(東置賜郡) ・畑谷城跡(山辺町) ・長谷堂城跡(山形市
 ・最上義光歴史館(山形市) ・出羽三山歴史博物館(鶴岡市
 米沢移封後の上杉家は、幾たびのお家断絶の危機を乗り越え明治維新を迎えた。
・番外:天神山城跡大国実頼の子孫が2個の小惑星を発見
 山形県南陽市のアマチュア天文家大国富丸(78)さんが、1997年に発見した
 2個の新惑星に新潟市ゆかりの「岩室温泉」と「信濃川」の名前を付けた。
 大国さんは、NHK大河ドラマ天地人」の兼続の実弟大国実頼の子孫。
 命名のエピソードが面白い。
 岩室温泉の登録番号が「58600」でいわむろ霊雁(れいがん)の湯よ読める
 信濃川の登録番号が「13679」で日本一の長さの367キロと読める
 番号からゴロ合わせができるからと。
 大国さんは2002年にも、先祖大国実頼が城主を務めた天神山城跡の「天神山」を命名
 している。
・番外:火坂雅志さんの「真田三代」が新聞連載小説に
 NHK大河ドラマ天地人」の作者火坂雅志さんの歴史小説「真田三代」が地方紙新潟
 日報に7月1日から連載される。
 作者は、直江兼続を通して「義の心―人として生きる美しさ」を世に問うた。
 真田三代では、兼続の「利を捨て義に生きる」精神を受け継いだ真田幸村像が描かれる。
 真田一族といえば、昔池波正太郎さんが「真田太平記(全18巻)」を書いている。
 栞には「武勇と才智と胆力で乱世に臨んだ真田一族の“戦争と平和”の歩みを描く壮大な
 ロマン・・・」と。
 全18巻が本棚にねむっている。
上杉家の会津在籍は3年弱と短かったため史跡等は少ないが、山形県新潟県には上杉
家や直江兼続関係の史跡はたくさんある。
7月5日放送の「天地人紀行」で旧岩室の天神山城跡と岩室温泉が紹介されれという。

夜空に輝く「岩室温泉」 (イラストを模写)