版画展めぐり

kanazu362009-07-29

新潟市内で「清野修治」「小暮真望」「尾身伝吉」などの
版画展が開催されていると知り版画展めぐりに出かけた。
・清野修治木版画展(新潟市秋葉区あおば通「ギャラリー
 やまぼうし:7月14日)
 清野さんはとは職場の先輩後輩の仲で一緒に仕事をしたことがある。
 佐渡に勤務したときに高橋信一さんに師事し版画を勉強したと聞いた。
 今回展示されている「ふるさとを描く」では、早春のトキとトキの四季とトキの里などを
 描いている。
 他に夏井のはさ木・弥彦山の冬・奥阿賀野の春・佐渡などの懐かしいふるさとも描いて
 いる。
・小暮真望版画展(新潟市中央区区「三越」:7月14日)
 「自然美への賛歌・日本百名山」と題し約50点が飾られている。
 パンフには「日本百名山」に深い感銘を覚え、この10年余りに70点近くの作品を
 描き上げて来ましたと。
 海に立つ立山連峰・清爽穂高・浅紅冨士・白馬清水の里・筑波の夜明けなどに混じり
 ふるさとの山「春暁妙高」も飾られていた。
・はんが甲子園本戦大会作品展(新潟市中央区「県庁西回廊ギャラリー」:7月17日)
 今年3月に佐渡出開催された「第9回はんが甲子園」本戦大会の上位入賞作品13点が
 飾られている。
 パンフには「全国から選ばれた高校生たちが佐渡の自然や芸能に触れ、人との交流の
 中で感じた“佐渡”をわずか2日半という短期間で感受性豊に表現しました」と書かれて
 いる。
 ・文部科学大臣賞は島根県立出雲商業高「時の贈りもの」
 ・中小企業長官賞は広島市立安佐北高「トキの鐘佐渡に響け」
 ・新潟県知事賞は青森県弘前実業高「春よ止まれ。光、宿根木に満つ」
 ・佐渡市長賞は静岡県立浜松江之島高「今に生きる宿根木」
 ・佐渡版画村賞は神奈川県立上溝南高「今のむかし」
 他に審査員奨励賞が8校。
 残念ながら新潟県の高校の作品はなかった。
 作品の中から歴史と文化の島、佐渡の自然や芸能の情景が伝わってくる。
・尾身伝吉木版画展(新潟市秋葉区木津「ギャラリー小阿賀:7月17日)
 尾身伝吉の木版画の世界「雪国の四季故郷のこだま」展が小阿賀川が流れている新潟市
 秋葉区木津のギャラリー小阿賀で開催され作品約30点が飾られている。
 日本海の夕陽・ローカル線の風・木もれ陽・春の小川・風吹く春の故郷・静かな雪の朝 
 などなど。
 尾身伝吉画「平成11年度年賀ハガキ地方版”早春のせせらぎ”」も飾られている。
 版画の中から故郷の懐かしい四季の風景が、走馬灯のように次から次へと目の前に・・・
日本100名山や故郷の懐かしい光景が木版画や版画の世界の中に。

版画展を見る (イラストを模写)