「まちなか情報ひろば」オープンと再生  西堀ローサ

kanazu362009-08-11

8月も今日はもう11日、今朝も雨音がする。
庭からはもう虫の声が聞こえ秋の気配が。
新潟県内は4日の梅雨明け後も雨の日が続き真夏日が戻らず
海水浴場は人影もまばらで閑散としている。
仙台管区気象台は10日、「東北6県は梅雨明けと判断できる時期がないまま、秋への
移行期に入った」と発表した。
新潟市西堀通の地下1階に1976年(昭和51)10月16日に華々しくオープンした
西堀ローサ
柾谷小路と交差する西堀交差点地下を中心に、南南西側の新津屋小路・営所通交差点
から北北東側の新堀通交差点に向かって延びる約330mの地下通路に、47のテナント
区画が設けられている。
かっては47のテナントはすべて埋まり330m地下通路の中央部に「出逢いの広場」が
あった。
広場には池と噴水とベンチがあり、休憩中の人や友達とおしゃべりしたり待ち合わせ場所
とした賑わっていた。
2007年夏までは全テナントが埋まっており、2008年度総売上高は約12億8000万円
(前期比26.5%)で、ピークだった1991年度の50億2700万円の4分の1にまで
落ち込んだ。
いつひか池と噴水が壊され「出逢いの広場」もなくなった。
テナントの撤退も相次ぎ、7月末で半数以上が空き店舗となりシャッター地下街に様変わり。
新潟市が動いた。
ローサ北側の9区画分のスペースを新潟市が1億7000万円掛けて整備「まちなか情報
ひろば」として8月1日オープンした。
オープンした翌2日、再生西堀ローサを歩いた。
・まちなか情報ひろば
 まちなか情報ひろばは7区画に分けられ、にいがたの文化・観光情報を紹介している。
 ・Aコナー:にいがた文化観光お尋ね処
  ・観光情報、まち歩きの受付 ・まち歩き、芸妓文化等の紹介
  ・特産品の売り場紹介
 ・Bコナー:ミュージアムNOW
  ・市内の博物館、美術館の情報を一堂に紹介(市内に40以上の施設があるのに驚き)
 ・Cコナー:大観光交流年における新潟市の観光情報と魅力を発信
  ・水と土の芸術祭 ・天地人 ・トキめき新潟国体などのパネル展示
  ・新潟の民放テレビ4社の番組等紹介
 ・Dコナー:8区のお宝広場
  8つの区それぞれの紹介とPR
 ・Eコナー:けんこう広場、ROSAぴあ
  ・保健所の情報提供 ・健康や子育ての悩み相談
 ・Fコナー:にいがた市ゆかりのある人物や団体に関する情報を紹介
  ・にいがた市ゆかりのある人物をパネルで紹介
  ・映像コーナーは「遠藤実メモリアル」を紹介
 ・Gコナー:まちなかステージ Piano Piano
  ・新潟独自の音楽文化を発信し、まちの賑わいを創出 ・観覧休憩スペースの提供
オープン2日目、地下街の賑わいを期待して訪れたが思ったほどの人影がなかった。
逆に「閉店のお知らせ」「○○日で閉店します」の貼り紙が・・・
地下街の出口には出店を呼びかける
 ・25000でローサに出店できる? ・空きブースあります ・出店者大募集
の貼り紙が。
西堀ローサが危機的な状況下の中、あえて火中の栗を拾う人が現れた。
イタリア軒の常務取締役を退任し、6月27日新潟地下開発社長に就任した岡沢修(57)
さん。
「失うものは何もない」、まずは空き店舗解消が最優先と。
 ・テナントからの撤退引き止め ・新規テナントの誘致 ・短期出店の誘致 
など背水の陣で再建に取り組む。
池と噴水が壊され、ただの広場となってしまった昔の「出逢いの広場」の活用は・・・
「まちなか情報ひろば」は、再生西堀ローサ起爆剤になるか・・・

かっての賑わいが戻るか (イラストを模写)