故郷高田の街を歩く

kanazu362009-08-14

雨の降る10日、故郷高田へ墓参りに出かけた。
墓参後、久日ぶりに高田の街を歩いた。
・風鈴街道in雁木(上越市高田仲町6)
 越後高田・雁木ねっとわーく(木村冶会長)では、高田地区の
 雁木、アーケードを持つ32町内すべての軒先に風鈴を下げ、雁木通りを夏らしく演出する
 「風鈴街道in雁木」のイベントが8・9日行われた。
 イベントには32町内すべてが参加し約三千個の風鈴と花が雁木に飾られた。
 風鈴と花は、お盆過ぎごろまでそのまま飾る町内もあるという。
 イベント終了後の10日、風鈴の音色に誘われ風鈴と花が飾られた仲町6丁目の風鈴街道
 を散策した。
・高田城址公園のお堀のハス
 高田城址公園の外堀は周囲約4km、面積19ha。
 外堀を埋め尽くすハスは今が満開。
 紅蓮と白蓮が雨に濡れ、朱色の西堀橋に彩を添える。
・高田城址公園のオオウバユリ
 高田城址公園本丸近くの上越教育大学付属中学校野球場脇の土塁の斜面一帯を淡い
 クリーム色のオオウバユリが覆う。
 その数は多くて数え切れない。
・高田城址公園の極楽橋
 城主松平忠輝公が本丸に向かうため内堀に建造したといわれる「極楽橋」。
 土塁の斜面にピンク色の花で「高田公園」と花文字が描かれお堀の水面に写る。
 極楽橋を渡ると足音の響きにつられるように錦鯉とカメが橋下に寄ってくる。
 橋は、徳川家康の六男松平忠輝が慶長19年(1614)、普請総裁伊達政宗の指揮に
 よって架けられた木橋
 木橋は、上越市発足30周年・高田公園開設50周年を記念して復元された。
 ・橋長 38.4m ・幅員 5.46m ・7径間 ・ヒバ造りの木造橋
・旧第四銀行高田市店(上越市高田本町3丁目)
 明治11年(1878)に設立された第百三十九国立銀行
 本店の建物は昭和6年(1931)に竣工した。
 昭和18年(1943)3月29日に第四銀行に買収・統合され、第四銀行高田市店と
 なった。
 第四銀行高田営業部が平成21年6月22日に西城町3丁目に移転新築オープンしたのに
 伴い旧高田支店の建物が第四銀行から上越市に寄付された。
 敷地(2203.8平方メートル)は、市が約1億9000万円で購入した。
 洋風建物で鉄筋コンクリート造りの建物としては市内で2番目に古い。
・前島記念館(上越市下池部)
 わが国の通信事業創設に当たって、多大な功績を残した前島密の偉業を記念するため、
 昭和6年(1931)11月7日、生誕の地(上越市下池部・上野家屋敷跡)に建設された。
 10日は月曜日で記念館は休み。
 正面入口ドアーには「前島密没後90周年記念地特別展・創業の志」開催と書かれて
 いる。
 記念館前広場には、右手のステッキー、左手に帽子を持った「前島密像」「男爵前島密
 翁君生誕の地石碑」「墓」「多羅葉の木(ハガキの木)」などがある。
 広場の片隅に「池部神社」も祀られている。
 特別展は見れなかったが、地方紙新潟日報では4月7日から「郵便の父・前島密の足跡」
 を今も連載しており楽しみに読む。
・青田川
 6年間通った大手町小学校脇に青田川が流れている。
 青田川は6年間通った懐かしい思い出の川だ。
 高田の四季にも「青田の川に紅葉浮く」と歌われ市民に愛される川。
 最近では、下水道の普及と「青田川を愛する会」の人たちの努力で昔のようにホタルが
 飛び交うまでにきれいになったという。
 「青田川を愛する会」では、青田川を題材にした愛唱歌を作るため歌詞を募集している。
 どんなイメージの青田川が愛唱歌に。
故郷高田の街を歩くと懐かしい思い出が次から次えと甦る。

風鈴の音色が街に響く (イラストを模写)