原爆写真展と水と土の記憶写真展
今日8月15日は64回目の終戦記念日。
政府主催の「全国戦没者追悼式」が日本武道館で開かれ、
正午の時報を合図に全員が1分間の黙祷を行う。
新発田市民文化会館で「原爆写真パネル展」が開催されており
8日観てきた。
・原爆写真パネル展(新発田市民文化会館:8月8日)
会場に入ると「折り鶴メッセージ」コーナーがあり折り鶴とメッセージは、後日広島平和
資料館に送りますとが書かれている。
・立ち昇るきのこ雲 ・消えた街並み ・原爆投下以前 ・被爆直後
・市民が描いた被爆直後 ・熱線 ・爆風 ・高熱火災
などなどのパネルが並ぶ。
書籍コーナーには
・原爆の記録(ながさき) ・絵で読む広島の原爆 ・まっ黒なおべんとう
・きみはヒロシマをみたか
などの本が。
原爆投下で焦土と化した、1945年8月6日8時15分の広島の写真と1945年
8月9日11時2分の長崎の写真が並べて展示されている。
・水と土の記憶写真:亀田郷の風景今に(新潟市江南区鍋潟新田:杜の蔵・8月8日)
新潟市で開催中の「水と土の芸術祭」の協賛イベントとして“亀田郷の風景今に”が
企画された。
会場のギャラリー「杜の蔵」は、米蔵を改造して作られた。
門をくぐると、大きな白い壁のギャラリーが右手に、広い屋敷内は竹藪で覆われている。
昔の地主の屋敷だろうか。
元教員の塚田一郎さん(1990年没)が、昭和初期、当時高額だったドイツ製のカメラを
購入し、農家の日常を多く撮影した。
今回は、何千枚もの写真の中から昭和10年代に撮影した亀田郷の風景などを中心に
選んだ約50点が展示されている。
・腰蓑を付けて田打ちをしている人 ・田打ちをする少年 ・田植え風景
・屋敷内の畑を耕す ・漁場に向かうところ ・ザイボリ風景
・鳥屋野潟で囮鴨を使って鴨打ちに出かける風景 ・ハサ掛け準備 ・ハサ掛け風景
・俵作り(サンバイシを付けているところ)
などなど。
写真からは、悪水と闘った亀田郷の人たちの苦労が偲ばれる。
原爆投下や農村風景の写真を観て、幼いころ「空襲警報発令」の声で母に手を引かれ
近くの防空壕に駆け込んだ記憶や田圃で落穂拾いをした懐かしい記憶が甦った。
黙祷 (イラストを模写)