日本文理決勝進出・深紅の大優勝旗 三国峠を越えるか
「越後の平野 蒼穹(そら)はるか 夢呼ぶ風に 流れあり・・・」
4度目の日本文理の校歌が甲子園球場に流れた。
第91回全国高校野球選手権大会14日目の23日、日本文理は
準決勝で県立岐阜商(岐阜)と対戦、手に汗握る熱戦を展開し
2:1で破り新潟県勢初の決勝進出を決めた。
今日の決勝で中京大中京(名古屋)と深紅の大優勝旗を懸けて戦う。
・日本文理:県立岐阜商(岐阜)戦に勝利決勝進出
・3回表:岐阜の攻撃(セカンド切手の好プレーでピンチを切り抜ける)
8番がレフト前にヒット 9番が送りバント 1死二塁のピンチに1番のセンター前に
抜けるかと思われる強烈な打球を横っ飛びで好捕セカンドゴロの間に3塁へ 2死三塁
のピンチに2番を三塁ファールフライに打ち取りチェンジ
・5回裏:日本文理の攻撃(1:0)
1番切手が左中間三塁打で無死三塁 2番高橋隼センター前にタイムリーヒットで
1:0と日本文理が先制点を挙げる
・6回裏:日本文理の攻撃(2:0)
6番伊藤がレフト線二塁打 7番湯本が空振りの三振で1死二塁
8番若林がピッチャゴロで2死二塁 9番中村がライト前にタイムリーヒットで2:0と
日本文理が追加点
・7回表:岐阜の攻撃(サード中村の好プレーでピンチを切り抜ける)
四球で出たランナーが1死から二盗に成功1死二塁のピンチ レフと前に抜けるかと
思われる強烈な打球を好捕しピンチを救った
・8回表:岐阜の攻撃(ショート高橋隼の好プレーでピンチを切り抜ける)
9番が空振り三振 1番がセンターオーバーの二塁打で1死二塁
この大ピンチにショート高橋隼がレフト前に抜けるかという鋭いなライナーを好捕し
二塁に送球しダブルプレーでチェンジ
・最終回:岐阜の攻撃(岐阜の追撃を1点に抑え2:1で勝利決勝へ)
3番が空振りの三振 4番がライト前にヒット 5番が空振りの三振で2死二塁
あと一人のところで6番に代打を起用
みごと期待に応えレフトオーバーのタイムリー二塁打で2:1
このピンチに伊藤投手が踏ん張り7番をショートゴロに打ち取りゲームセット2:1で勝利し
決勝へ進出
・日本文理に好投と強力打線とファインプレーが
・伊藤投手の好投
伊藤投手が9回を投げ、県立岐阜商の強力打線を11奪三振・6安打・1失点に抑えた。
・強力打線
日本文理の強力打線が今日も爆発4試合連続の2けた10安打を放った。
三塁打(切手)・二塁打(伊藤)を生かし2点を挙げ勝利に貢献した。
・ファインプレー
3回と7回と8回のピンチにセカンド・サード・ショートにファインプレーが出て
伊藤投手のピンチを救った。
・日本文理大井道夫監督の勝利インタビュー
選手の活躍に驚きの表情を見せながら「今日の伊藤投手には100点・120点いや200
点を挙げたい。失うものはないも。明日も選手を信じて普段野球で頑張る」と。
大井監督は、1959年夏の甲子園で宇都宮工高3年時にエースとして西条高校と対戦
延長15回2:8で敗れたが準優勝に輝いている。
監督としての決勝進出は今回が初めてだ。
選手出場から50年ぶりに監督として決勝戦を戦う。
・決勝戦は中京大中京(愛知)と
中京大中京は、春4回・夏6回、通算10回の優勝を誇る強豪。
大井監督は「失うものはないもない。普段どおりの野球で戦う」と。
・番外:夏の甲子園大会で新潟と愛知の対戦は2度目
1976年の夏の甲子園大会で高田商業と中京(現中京大中京)が3回戦で戦った。
母校高田商業は1:12で敗れた。
2度目の対戦は、きょう日本文理が決勝戦で中京大中京と戦う。
日本文理史上初の決勝進出で地方紙新潟日報が「文理いざ頂点へ・史上初の決勝進出」と
号外を出した。
2009年8月24日、新潟県は燃える。
初優勝まであと1勝。
深紅の大優勝旗は三国峠を越えるか。
勝った決勝進出だ (イラストを模写)