水と土の芸術祭で新潟・月潟・白根会場を見学
「水と土の芸術祭」は7月18日の開幕から1カ月半が経過した。
主催者では夏休み期間中のランドアートの来場者を約13万
5000人と見込んでいたが目標達成は難しい状況だと。
閉幕の12月27日までにどれくらいの来場者があるだろうか。
新潟・月潟・白根会場の作品を見学してきた。
・磯田行久(新潟市美術館)
作品名:土のオベリスクの土器
新潟市内で発掘された土器のレプリカが会場に作られた盛り土の上に飾られている。
・坂井基樹、平山良治、中井信(新潟市美術館)
作品名:はがしたての地球―土壌モノリス
新潟市内の土の層をそのままはがした標本が展示されている。
・新潟市西区の砂丘未熟土 ・新潟市秋葉区のオイルサンド
・新潟市西蒲区の赤黄色土(天神山) ・新潟市北区の潟土(福島潟)
などなど
・木村健世(旧月潟村月潟駅)
作品名:Earth ON AIR
旧月潟駅舎がミニFMラジオ局に変身。
放送時間は午前9時から午後7時までで視聴エリアは駅周辺1キロ以内。
駅舎に10台のFMラジオが備え付けられ自由に借りられる。
会場には「中ノ口川の風を感じながら角兵衛獅子の里を巡る」の地図も用意されて
いる。
ラジオを借り地図を片手に周辺を散策した。
ラジオからは鳥のさえずりが聞こえる。
・タダン・クルストタント:インドネシア(旧白根市東笠巻新田)
作品名:Sound of Harvest
東笠巻新田の農業体験施設のアグリパーク建設予定地の水田跡に竹竿の上にカラクリ
風車が取り付けられている。
約1000本の竹竿が水田跡にきれいに立ち並ぶ。
竹竿の先には大通小学校の児童が作った「ウサギやクマさん」などの人形と風車が
飾られている。
風が吹くたびに竹竿が揺れ風車が「コロコロ・コロコロ」と音をたてて回る。
・大久保英治(旧白根市東笠巻新田)
作品名:地の石
東笠巻新田の農業体験施設のアグリパーク建設予定地の水田跡に石と土並べられて
いる。
中央に丸太を組み合わせた砦がある。
砦には手すりの付いた階段があり上ることができる。
親子連れが砦に上っている。
近くで母親が「よそ見しないで」と。
「水と土の芸術祭」は12月27日まで開催される。
新潟市全域の面積は726キロ平方メートと広い。
期間中にあと何点の作品を観ることができるだろうか。
1000個の風車が水田跡に立ち並ぶ (イラストを模写)