稲刈りとわらアートまつり

kanazu362009-09-10

農林水産省は8月28日、平成21年産水稲の8月15日現在に
おける作柄概況を発表した。
早場米地帯の作柄は「平年並み」ないし「やや不良」の見込み。
これは、低温と日照不足が影響していると。
米穀データバンクの調査によれば、7月末時点での2009年産のコメ作況指数予想を
「やや不良」の「96」と発表した。
新潟県作況指数予想は「やや不良」の「97」となっている。
9月5・6日の両日、新潟市江南区木津賀茂神社の秋祭りで、五穀豊穣を祝う「棧俵
(さんばいし)神楽」が披露された。
棧俵神楽は、稲わらで編んだ棧俵(米俵のふた)を二つ合わせて大きな口とし、目はナス・
鼻はカボチャ・ふさふさの髪はクマビエの穂とすべて自然にあるものを素材にしている。
昨9日、旧味方村の広域農道を車で走った。
新潟市の郊外の田圃ではまだ稲刈りは見られないが、旧味方村の田圃では稲刈りが
最盛期を迎えた。
5日新潟市西蒲区松野尾の上堰潟公園で「わらアートまつり」が開催されたので観てきた。
・稲刈り(旧味方村味方:9月9日)
 旧味方村の広域農道を走ると田圃のあちこちからエンジンの音が聞こえる。
 稲刈りが始まったのだ。
 農家の人が田圃の四隅のイネを鎌で刈っていた。
 尋ねると「四隅を手で刈るのは、稲刈り機を入れる場所と機械を転回させる広場を作る
 ためだ」と。
 今日刈り取る稲は「こしいぶき」と「雪んこまい」。
 田圃に機械が入り1反の田は見てる間に刈り取られる。
 低温の影響で実入りが悪く今年は不作だと。
 コシヒカリの刈り取りは9月15日過ぎになるという。
・わらアートまつり(新潟市西蒲区松野尾・上堰潟公園:9月5日)
 今年も住民ボランティアと東京多摩美術大の学生の協力による「わらアートまつり」が9月
 5・6日の2日間上堰潟公園で開催された。
 公園内には昨年収穫した稲わらを使って製作した作品が並ぶ。
 作品は「マンモス:体長5m・高さ4m」「ネッシー」「カメ」「わらの家」の4点。
 管理棟の中にはアグリクラフト会員の人たちがわらで作った作品が並ぶ。
 作品の一部は展示販売れている。
 4作品を回る「わらアートまつりスタンプラリー」に参加した。
 巨大ガメの甲羅は、地元の農家の人たちが棧俵の縫い方を応用して作った特製の甲羅。
 若い人たちは「棧俵」という言葉もを知らずはじめてみるという。
・番外:岩室温泉の出前「足湯」
 まつり会場のテント村には、浜焼き・かんさ焼き・巻の地ビール・白ナスカレー・農産物
 などが売られており多くの人で賑わう。
 極めつけは岩室温泉の出前「足湯」。
 会場に設置された足湯で疲れを癒す人も。
実りの秋の一日。
稲刈りを見、わらアートまつりを楽しんだ。

巨大マンモスを見上げる (イラストを模写)