月潟角兵衛獅子の里を歩く

kanazu362009-09-15

イチロー選手が出場するマリナーズとレンジャーズの
ダブルヘッターが、14日午前2時10分からテレビ放送されると
知り史上初9年連続200本安打達成の瞬間を見ようと目覚ましを
セットした。
試合は雨で約4時間半遅れて始まった。
199本目は、第1試合の3回にレフト線ぎりぎりに入る二塁打
200本目は、第2試合の2回にショートへの内野安打で史上初9年連続の新記録達成。
中ノ口川の風を感じながら・角兵衛獅子の里めぐり」のキャッチフレーズに魅せられ
9月9日旧月潟村の角兵衛獅子の里を歩いた。
旧月潟駅に「角兵衛獅子の里めぐり」のマップが置かれている。
歩く距離は3750m。
・スタート地点「旧月潟駅」(9:35)
 旧月潟駅は、平成11年4月に廃線となった新潟交通電車線の駅舎。
 線路跡が駐車場に整備されている。
 駐車場先の土手にあがると中ノ口川が見える。
 対岸の白根のナシ畑からは「ドカン・ドカン」と防鳥用のおどしの爆音が辺りに響き渡る。
 鳥を追いナシが被害に合わないようにしているのだ。
・かぼちゃ電車
 旧月潟駅には3台のかぼちゃ電車が保存され展示されている。
 電車正面には「東関屋行」と行き先が書かれている。
越後獅子の唄歌碑(9:37)
 旧月潟駅のホームに「越後獅子の唄歌碑」が建つ。
 歌詞の脇の赤いボタンを押すと、映画「とんぼ返り道中(1950年作品)」の中で
 美空ひばりが歌った「」笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの・・・の
 「越後獅子の唄」が流れてくる。
・天然記念物「類産ナシ」(10:03)
 中ノ口川に沿って電車道を上流を進み月潟橋のガードをくぐると天然記念物「類産ナシ」
 が植えられている梨畑に出る。
 「類産ナシ」は昭和16年11月に国の天然記念物に指定された。
 今でも毎年約400個の実が収穫され、この梨を使用した「梨ようかん」が地元の
 土産品として販売されている。
 隣の梨畑に「台湾向け梨穂木輸出園地(幸水)」と書かれた看板が立っている。
白山神社(10:13)
 毎年6月第4日曜に開催される月潟まつり(地蔵祭)では、この白山神社境内で角兵衛
 獅子の舞が奉納される。
 境内で草取りをしていた老人が、9月23日に“月潟大道芸フェステバル”が月潟駅前で
 開催され、角兵衛獅子の踊りも見れますよ」と。
・月潟商店街(10:18)
 街の繁華街を歩いた。
 この通りで毎月2と7の付く日に定期市(六斎市)が立ち、毎年9月23日には歩行者
 天国となり「月潟大道芸フェステバル」の会場となる。
・月潟郷土物産資料室(10:40)
 資料館の前の庭に「舞い込み」「獅子の子落しの形」「金の鯱鉾」「唐子人形お馬乗り」
 などの石像が建てられている。
 資料室に入ると「角兵衛獅子」や「越後手打ち鎌」などの貴重な資料が展示されている。
・月潟図書館(旧新潟交通電車線・電鉄浪漫パネル写真展)(11:02)
 月潟図書館では、旧月潟駅舎・車両保存10周年を記念して、新潟県写真協会会長捧武
 さんが撮影した新潟電鉄の「電鉄浪漫パネル写真展」が開催されていた。
 展示写真は33点。
 昔、通勤で東関屋駅から白根駅まで利用したことがあり懐かしい写真が。
・角兵衛地蔵尊(11:20)
 旧月潟駅舎脇に「角兵衛地蔵尊」が祀られている。
 境内には「角兵衛獅子慰霊碑」が建つ。
 碑の裏には「全国を巡業していた獅子の子ども達の中には、事故や病気に倒れ、ふるさと
 の月潟に帰れなかった子ども達もあったと伝えられている。
 今も見知らぬ土地で眠っているこれら獅子の子ども達がこの地に帰り、この碑を安住の地
 として安らかに眠ることができるよう祈念して平成15年6月に碑を建立した」と書かれて
 いる。
・ゴール地点「旧月潟駅」(11:25)
 角兵衛地蔵尊脇の坂道を登ればゴール地点の「旧月潟駅」だ。
イチロー選手の史上初9年連続2000本安打達成に感動したが、角兵衛地蔵尊境内に
建てられている「角兵衛獅子慰霊碑」の “今も見知らぬ土地で眠っているこれら獅子の
子ども達がこの地に帰り、この碑を安住の地として安らかに眠ることができるよう祈念して”
の碑文に思わず胸に暑いものがこみ上げてくる。

「角兵衛獅子慰霊碑」の碑文を読む (イラストを模写)