去りゆく秋と庭の生きもの
富士山が10月7日発冠雪したと甲府地方気象台が発表した。
1894年に同気象台が観測を始めて以来、最も早かった
昨年より59日、平年より6日遅い。
新潟も台風一過秋晴れ。
大型の台風18号は、全国各地に大きな被害をもたらした。
中秋の名月も過ぎ秋が深まり虫の声も日ましにもの悲しく聞こえる。
庭の生きものたちが、去りゆく秋を惜しむかのように活発に動き回る。
・庭の生きもの
・カマキリ
大きな腹をしたカマキリが網戸の上で日向ぼっこしている。
今年は何処に巣を作るのだろうか。
・スイッチョン
庭の白い百日草の花の上で体を休めている。
毎日素晴らしい音色を聞かせてくれたのはこのスイッチョンだろうか。
・スズムシ
玄関先で「リーン・リーン」と鳴いていたスズムシ。
鳴き声が聞けなくなったのが9月22日。
飼育ケースをのぞくと雌ばかり。
あと何日の命だろうか。
・クロアゲハチョウ
鉢植えの赤いインパチスの花の上でクロアゲハチョウが舞う。
後翅(こうし:うしろばね)に赤い模様がある。
花の赤にチョウの黒と後翅の赤。
花に留まろうとするチョウの姿をデジカメでうまく撮れた。
・アカトンボ
クロアゲハチョウに負けじとアカトンボも舞う。
・女郎グモ
黒と黄模様の美しい女郎グモが、紅葉とミカンの木の間に大きな網を掛け獲物を待つ。
・ハチ
ハチも忙しそうに飛ぶ。
・カナチョロ
カナチョロがブロック塀の上で日向ぼっこ。
・番外:ヒヨドリ
今年も梅もどきの赤い実を食べにヒヨドリが「ピー・ピー」と鳴きながら庭にやってきた。
細い枝の上で上手に実をついばむ。
・番外:キジバト
庭から「ホーホーホッ」と鳥の低い鳴き声が聞こえる。
キジバトがキウイフルーツの木の中に入ったのだ。
これまでに我が家の庭のキウイフルーツの木の中でキジバトが2度巣立ちをしている。
記憶を頼りに日記を調べた。
1998年6月27日キウイフルーツの棚にキジバト2羽の姿が
1998年7月6日キジバトのヒナ2羽巣立ち
1998年9月9日キキジバトのヒナ2羽巣立ち1羽が巣立ちに失敗猫に襲われた
巣立ちした幼鳥が物干し竿に留まった。
運悪く物干し竿がクルッと回転し幼鳥が転落、落ちたところを猫に襲われた。
それ以降、我が家の庭ではキジバトは巣作りをしなくなった。
今年は巣作りするだろうか?
去りゆく秋を惜しむ生きものたちの姿が庭にある。
キジバトが庭の木に (イラストを模写)