良寛展と水彩画展
街中は芸術の秋である。
あちこちで絵画展が開催されている。
上越市立総合博物館で公開された特別展「御所三内・聚楽第
行幸図屏風」に、20日間(9月12日―10月4日)で過去最多の
3万2076人が観賞に訪れた。
10月9日、「良寛に診せられて斉藤満栄展」と「日本水彩画会展」を観てきた。
・良寛に診せられて斉藤満栄展(新潟市:大和新潟店・10月9日)
新潟市出身の日本画家斉藤満栄氏の日本美術院同人就任を記念して「良寛に
診せられて斉藤満栄展」が開催されている。
会場には、昨年4月から新潟日報に1年間連載された「私と良寛」を含め、院展出品作・
受賞作・新作など約50点が飾られている。
良寛生誕250年ということで、百句ほどの良寛の俳句の中から毎月一句を選び、
わたしなりのイメージで絵にしてみようと思いますと俳句が添えられた12枚の絵も
飾られている。
・1月は南天(老翁が身に寒さに埋雪の竹)
・2月は紅白梅(けふこずはあすはちりなむ梅の花)
・3月は水温む(青みたるなかにこぶしの花ざかり)
・4月は山桜(世の中は桜の花になりにけり)
・5月は白鷺(水の面にあや織りみだる春の雨)
・6月は白牡丹(青嵐吸物は白牡丹)
・7月は合歓(ゆめさめて聞くは蛙の遠音かな)
・8月は朝顔(晝顔やどちらの露の情けやら)
・9月は蓮(酔ひ臥のところは爰か蓮の花)
・10月は三日の月(稲舟やさし行方や三日の月)
・11月は紅葉(うらを見せおもてを見せて散るもみぢ)
・12月はくがみ山(のっぽりと師走も知らず弥彦山)
素晴らしい絵に、観ているだけで心が和み癒される。
本人サイン入りの画集が販売されていた。
記念に1冊購入した。
・第7回日本水彩画会新潟下越支部展(新潟市県民開館・10月9日)
会場に日本水彩画会新潟下越支部員の作品44点と公募作品76点が飾られている。
色鮮やかな水彩で描かれた風景画・静物画・人物画などが会場を埋め尽くす。
大勢の人が静かに観賞する。
上越市立総合博物館で開催された「御所三内・聚楽第行幸図屏風」を観賞に出かけたのが
9月17日。
予想を上回る人気でカラー刷りパンフがなくなりあわてて白黒コピーで対応したと。
受付で渡されたカラー刷のパンフは大事に保管してある。
画集を購入 (イラストを模写)