新潟発祥のカツ丼とぽっぽ焼き

kanazu362009-10-15

10月8日は「おこたこの日」。
大阪名物のお好み焼きとたこ焼きを全国にPRしょうと飲食組合
が「ジュー」と焼く音と、タコの足の数8本にちなんで「10」と「8」
の語呂合わせで記念日を発案した。
新聞に新潟市発祥の「たれカツ丼」・長岡市の名物「洋風カツ丼」・新発田市で誕生したと
いわれる「ぽっぽ焼き」の記事が出ていた。
・カツ丼
 ・たれカツ丼
  新潟市発祥の「たれカツ丼」を全国へ発信しょうと新潟市の市民有志が「新潟たれカツ丼
  マップ」を作製した。
  マップには新潟市内の43店舗が紹介されている。
  たれカツ丼は、トンカツを甘辛い醤油ベースのタレにくぐらせて丼上に乗せるもの。
  キャベツなどを敷くことは無くまた、卵で閉じられてない。
  昭和初期に古町地区の屋台で提供されたのが始まりで、新潟市で最初に始めた古町の
  「とんかつ太郎」が、タレカツ丼の老舗といわれる。
  はじめてたれカツ丼を食べたのが昭和40年の夏。
  新潟の知人にうまいカツ丼をごちそうするからと古町の「とんかつ太郎」に案内された。
  出てきたカツ丼を見て驚いた。
  ただ単にご飯にトンカツが乗っただけ、忙しいので卵を閉じ忘れたのでは・・・
  知人は「これが名物のたれカツ丼だ」と。
  甘辛い醤油のたれ味が懐かしい。
  妻や娘や孫たちにもたれカツ丼を紹介した。
 ・洋風カツ丼
  長岡市の名物に「洋風カツ丼」がある。
  洋風カツ丼をPRしょうと長岡市や長岡商工会議所が協力し「長岡ご当地B級グルメ化
  プロジェクト実行委員会」を結成した。
  洋風カツ丼を略して「洋カツ」は、ご飯の上にトンカツを乗せてデミグラスソースなどを
  かけたもの。
  長岡市の老舗洋食店「小松パーラー(現在廃業)」が発祥といわれる。
  実行委員会ではマップを作り市内の約20店舗に「洋風カツ丼」のぼり旗を配布した。
  9月18日長岡市の西千手を歩き「洋風カツ丼」ののぼりを旗を見てきた。
ぽっぽ焼
 新潟県下越地方に人気のある「ぽっぽ焼」、「蒸気パン」と呼ぶところもある。
 ぽっぽ焼きとは、薄力粉に黒砂糖と水、炭酸、ミョウバンを加え、専用の焼き器で焼き上げ
 茶褐色で細長く、やや扁平な形状をしている長細いパンのような菓子。
 初詣や桜まつりや祭りの露店で売られ、行列が出来るほどにほどの人気菓子。
 ぽっぽ焼きは、100年ほど前に新発田市で誕生したといわれる。
 名前の由来も諸説あり「蒸気パン」「ぽっぽ焼」。
 ・焼き台から蒸気が上がる様子が蒸気機関車(ポッポ)に似ていることから。
 ・焼き器の蒸気口に笛をつけポーポーと鳴る音で客寄せをしたことから。
・番外:白いタイヤキ
 自宅近くの大堀幹線沿いに噂の「白いタイヤキ」の店がオープンした。
 チラシに、焼きたての表面はパリッとし、中はモチモチッとした食感で決め手のアンは
 上品この上ない甘さと書かれている。
・番外:今川焼き(いまがわやき)
 ふるさと高田には「ぽっぽ焼き」なかったが「今川焼き」があり、お花見や祭りの露店で
 必ずが売られていた。
 いまも売られているだろうか。
 今川焼きは、小麦粉・卵・砂糖を水で溶いて作った生地を円形のくぼみのある鉄または
 銅製の焼き型に流し込んでアンをのせ、その上にさらに生地を流し入れるか、別の型で
 焼いておいた同型の生地をのせて、高さの低い円筒形に焼いたもの。
 名前の由来は、江戸時代中期の安永年間に、江戸・神田「今川橋」近くの店からこの種の
 焼き菓子が売り出されたことによる。
 この商品が評判になったため、今川焼きという商品名が一般名詞化し、各地に広がった。
 (戦国大名の今川氏とは無関係である)
新潟には地域限定の懐かしい味がある。
祭りや縁日に一本食べたらやめられない懐かしい昔の味「ぽっぽ焼き」。

懐かしい昔の味を求めて (イラストを模写)