花の香り金木犀とルクリア
人工の香りで顧客を刺激し商品購入を促す「販売支援」が
広がっている。
飲食店や喫茶店がコーヒーやパンの香りを、スーパーのうなぎ
売り場ではうなびの蒲焼きの匂いを・・・などなど。
庭のミカンの実が黄色く色づいてきた。
庭から金木犀の芳香が漂う。
玄関先から鉢植えのルクリアの匂いが。
・金木犀
庭から金木犀の甘くて強い芳香が漂う。
金木犀は、30年前家を新築したとき同僚から記念樹として贈られた。
木は、大きく生育しても空気の悪い所では花は咲かないと聞いた。
金木犀は風雪に耐え砂地の庭でも毎年きれいな花が咲き、我が家に芳香を届けてくれる。
異常気象の影響か、それとも狂い咲きか、今年は二度も花が咲いた。
一度目は、例年より1か月以上も早く9月22日に咲いた。
気温の影響だろうか花数が少なく2・3日で散ってしまった。
あきられていたところ、10月12日に二度目の花が咲いた。
今度は一度目とは違い花数も多く例年と同じ。
今日も庭から甘い香りが漂う。
金木犀を植えて30年が経つ。
二度も花が咲くのは初めてのこと。
妻が小枝を折り、一輪花びんに生け玄関に飾った。
・ルクリア
ルクリアは別名「アッサム匂い桜」と呼ばれる。
妻が近くのホームセンターで花の匂いに魅せられ買ってきた。
説明書きに「別名アッサム匂い桜」と呼ばれるルクリアは、ヒマラヤ山脈のふもとインド
アッサム地原産。夏は半日陰の涼しい場所で、それ以外の季節は日当たりよい窓辺で
冬は5から10度で保てる場所に置く。
ルクリアは短日植物なので、一日中明るい部屋に置くと花をつけないので置き場所に
注意」と書かれている。
妻が注意書きを読み鉢を部屋から玄関先に移した。
・番外:種月寺の金木犀と銀木犀
新潟市西蒲区岩室石瀬の種月寺(国の重要文化財)の境内に金木犀と銀木犀が植えられ
ている。
銀木犀は平成16年8月11日に新潟市の指定文化財(天然記念物)に指定された。
木は種月寺本堂再建の再建ときに記念として植えたと考えられる。
樹高7m・地際回り3.7m・枝張り10m・推定樹齢300年
開花時に一度見て見たい。
・番外:セイタカアワダチソウが河原を彩る
郊外をドライブすると黄色い花を咲かせるセイタカアワダチソウが河原や空き地に群生
している。
新津市小合の花夢里の前を流れる旧大通川の両側の土手は、セイタカアワダチソウが
黄色いジュウタンを敷いたように花が咲く。
黄色いジュウタンの帯は、川に沿いどこまでもどこまでも続く。
春先の菜の花ロードのように。
雑草のセイタカアワダチソウもこの季節だけは彩が映える。
今日も金木犀とルクリアの花の香りがわが家に漂う。
二度も花が咲いたわ家の金木犀 (イラストを模写)