執念デジカメでもトキの舞う姿が撮れた
新潟市西区内野新川の新川元橋の歩道に一眼レフカメラを
持った多くの人がトキの舞う姿を撮ろうとカメラを構える。
昨年佐渡で放鳥されたトキが新潟市内野の新川河口の松林に
飛来して3か月が過ぎる。
飛来したトキの固体番号は13番でメス。
新潟大学の下条文武学長から「飛翔 カズミ」という名前で新潟大学の「特別飛来学生」
に認定され学生証が交付され、10月1日から秋季入学生となった。
10月22日現在まだ登校していない。
新潟市内野の新川河口にトキが飛来したと報道されたのが7月16日。
トキ飛来のニュースに魅せられ挑戦すること4回目にして大空に舞うトキの姿をデジカメで
撮った。
・1回目(7月16日:曇り小雨)
待つこと1時間半、17時42分トキが静田神社方向から河口に向かって飛んできた。
デジカメを構えたがトキの美しさにシャッターを切るのを忘れてしまい撮影はできなかった。
一眼レフで撮影した人から映像を再生してもらった。
羽を広げ大空に舞うトキの姿が映し出された。
・2回目(8月1日:曇り雨)
あいにくの雨。
雨が降り出しあたりは薄暗くなってきた。
カメラを構えていた人が「暗くなってきたので今日の撮影は無理だ」と。
待つこと2時間、双眼鏡をのぞいていた人が「飛んだ」と声をあげる。
あたりは暗くトキの姿をデジカメで撮ることはできなかった。
・3回目(10月20日:曇り小雨)
新川元橋に住む知人から、「トキを見るなら日没前の午後4時半過ぎに来れば見れる」と
教えられた。
日没前の4時半に学校山橋に着いた。
待つこと約15分。
16時47分静田神社方向から新川沿いに1羽のトキが河口に向かって飛んできた。
内野学校山橋から新川元橋に向かってゆっくりと舞う。
デジカメのシャッターを切り何枚も撮った。
舞うこと約5分やがて元橋脇の松林に消えた。
トキの姿は撮れたが空高く舞うため距離がありすぎ小さくてトキと判別できない。
「新川元橋ここより高いのであそこならいい写真が撮れますよ」と。
・4回目(10月21日:晴れ)
新川元橋からトキのねぐらまでは目と鼻の先。
天気もよく今回は新川元橋から写真を撮ることにした。
午後16時40分新川元橋に着いた。
歩道にはロープが張られ、オレンジ色のチョッキを着たボランティアの人が数人誘導
しながら警戒をしている。
「トキが驚きますのでカメラのフラッシュはたかないで下さい」と欄干に注意書きが貼られて
いる。
待つこと10分。
16時51分静田神社方向から新川沿いに1羽のトキが河口に向かって飛んできた。
新川元橋の上を何回も旋回する。
夢中でシャッターを切った。
大空を舞うトキの姿がカメラに。
再生すると羽を広げ大空を舞う姿が1枚撮れていた。
感激!!
執念でデジカメでトキの舞う姿をついに撮った。
・番外:朱鷺がきた写真展(新潟市内野四つ角:やしち酒店ギャラリー・10月22日)
ギャラリーには地元のアマチュアカメラ愛好家の人たちが撮影したトキの写真が飾られて
いる
一眼レフカメラで撮った写真はきれいですばらしい。
・番外:トキまんじゅう新発売(新潟市内野四つ角:大阪屋・10月22日)
新川せんべいで有名な内野大阪屋が、新川にトキ飛来人気にあやかり「トキまんじゅう」
を9月から売り出した。
店内には店主が詠んだ「トキさまは たった1羽で 町おこし」の句と「トキまんじゅう
(きみアン入り)が並べられている。
まんじゅうにトキの顔がこてで焼かれている。
土産にトキまんじゅうを買った。
毎日たくさんの人がトキを見に内野の町へ。
1羽のトキの飛来が内野の町の人たちを元気づける
ついに「トキまんじゅう」が登場 (イラストを模写)