巷から冬の足音が聞こえる
昨23日未明、秋の夜空を彩る「オリオン座流星群」を
1時間かけ肉眼で3個見た。
昨23日は24節季の一つの「霜降」で、この日から立冬
(12月7日)までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼ぶ。
新潟地方気象台が22日に発表した3か月予報によると、エルニーョ現象の影響で寒気が
入りにくく12月・1月は小雪になる見通し。
巷から冬の足音が聞こえてくる。
・消雪パイプの点検はじまる(長岡市)
豪雪地帯の長岡市で10月6日、冬支度の消雪パイプの点検作業が始まった。
雪を地下水で溶かす「消雪パイプ」の発祥の地は長岡で昭和36年に施設された。
作業は、職員10人が水を噴出する直径3ミリのノズル内の砂やサビを取り除き、
散水の高さを約20センチに調整した。
市有の消雪パイプだけで延長323キロ、点検作業は11月末まで続く。
・除雪電車にササラ取り付け(札幌市)
札幌市の路面電車の除雪車「ササラ電車」に竹ぼうきのような「ササラ」を取り付ける
作業が18日始まった。
ササラは1本が直径3.5センチ・長さ約28.5センチで、鉛筆の芯ほどの太さに割いた
竹を円柱に束ねて作る。
ササラ電車は大正時代に技師が考案した。
車両の前後にある鉄製の軸に取り付けてブラシ状にし、走行中に回転させて路面に
積もった雪や氷をかき飛ばす仕組み。
・丸沼高原スキー場で人工雪のゲレンデ造り始まる(群馬県片品村)
丸沼高原スキー場で10月22日、人工降雪機を使い人工雪のゲレンデ造りが始まった。
ゲレンデは、長さ400m・幅30m。
スキー場のオープンは11月14日の予定。
・高田公園の冬囲い(上越市高田)
上越市高田の高田公園で10月20日、公園の木々の冬囲いが始まった。
サツキやサクラなど約6000本と26基のブロンズ像を3本の竹で囲み、あら縄で縛り
固定する。
・番外:鮭の居繰り網漁始まる(村上市三面川)
村上市三面川の秋の風物詩「鮭の居繰り(いぐり)網漁」が10月21日から始まった。
温暖化の影響か今年は例年より10日遅いという。
漁は12月15日まで毎日行われる。
・番外:公園内でクマを目撃(糸魚川市一ノ宮:美山公園)
糸魚川市一ノ宮の美山公園内で10月16日と18日の両日、クマが目撃された。
巷では日ごとに冬を迎える準備があわただしく冬の足音が聞こえてくる。
消雪パイプの点検作業 (イラストを模写)