寂れる古町界隈と営業継続のウェル サンピア新潟
新潟の街に連日、明と暗のビッグニュースが。
大和新潟店の閉鎖決定のニュースが流れ寂れる古町界隈。
新潟厚生年金スポーツセンター「ウェルサンピア新潟」の
営業継続決定の知らせに安堵の声が赤塚に。
・寂れる古町界隈
店舗の撤退が相次ぐ古町界隈・・・
・大和新潟店の閉鎖
10月15日夕方金沢市の大和本店で宮二朗社長が新潟県内の3店の閉鎖を正式に
発表した。
閉鎖は、新潟店が平成22年6月末・長岡店と上越高田店が平成22年4月末。
新潟古町の核的在存だった大和の撤退は古町の衰退に一層拍車をかける。
・マック新潟三越店の撤退
古町の新潟大和と柾谷小路の新潟三越は古町界隈のシンボル的存在のデパート
だった。
新潟三越に隣接するマクドナルド新潟三越店が11月末で営業を終了し撤退する。
同店は1979年(昭和54)に新潟県内1号店として開業したファストフードの先駆け店。
また一つ古町界隈から明かりが消える。
・商業ビル「新潟ウイズ」の撤退(新潟市東堀通)
商業ビル「新潟ウイズ」は、1981年閉店した百貨店の旧イチムラ新潟店跡地に
オープンした。(地下3階−地上10階)
同ビルの1階から4階フロアーを借り、衣料品店などに転貸していた運営管理会社
「アネット」が来年1月限りで同フロアーの転貸をやめることを決めた。
1階から4階フロアーには若者向け衣料品店など15店舗が営業していた。
テナント全体の売り上げは2002年ごろには約10億円あったが、昨年は約4億
5000万と半分以下に落ち込み、今年も売り上げが減少していた。
同ビルを所有する「かに道楽」は営業を継続する。
・閉店が相次ぐ西堀ローサ商店街
大和新潟店撤退の影響か大和の地下通路近くに出店していたクリピエ新潟店が11月
3日(靴店)で完全閉店すると貼り紙が。
大和新潟店撤退の影響が西堀ローサ商店街に暗い影を落す。
・ウェルサンピア新潟の営業継続決定
独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)が売却を進めていた、新潟市
西区赤塚の新潟厚生年金スポーツセンター「ウェルサンピア新潟」が、10月23日
3回目の一般競争入札で、最低売却価額(2億5000万円)を上回る3億円で、新潟市
西蒲区白根の水道管関連機器メーカー「明和工業」が落札した。
1回目は1月に最低売却価額4億3900万円で、2回目は7月に最低売却価額2億
9200万円で入札を実施したが応札者は現れなかった。
落札した明和工業は、来春以降も施設の営業を継続する方針。
同市赤塚地区の住民でつくる「ウェルサンピア新潟の存続を求める会」では、地域を知る
地元企業が落札したことに感謝し安堵している。
・番外:ビル建設工事現場の壁にアニメのイラスト出現
シャッター通りと呼ばれる古町通りのビル再開発工事現場の工事現場を囲う鉄板に、近隣
の日本アニメ・マンガ専門学校の学生が長さ約30mの壁に、動物や少女マンガ風の
キャラクターなどカラフルなイラスト40点を描いた。
工事現場を囲う鉄板はアートギャラリーに大変身、アートがシャッター通りに彩りを添える。
新潟古町や西堀ローサに昔の賑わいが戻るか。
新潟の街に明と暗が・・・
この店もシャッターが (イラストを模写)