切り絵展とはり絵の年賀状

kanazu362009-12-11

真島若桜「越後の民話切り絵展」が開催されていると知り
12月9日観てきた。
新聞に今年の年賀状はパソコンではなく「はり絵」で挑戦という
記事が出ていた。
・真島若桜「越後の民話切り絵展」(新潟市中央区上大川前:東北電力グリーンプラザ)
 会場入口に「雪国新潟は民話の宝庫です。
 囲炉裏やこたつで過ごす長い冬の楽しみとして、多くの民話が語り継がれてきました。
 そのバラエティー豊かな民話の情景を、真島若桜氏の話切り絵で紹介します。」
 と書かれている。 
 真島若桜氏のプロフイルを見ると
 ・長岡市在住・日本きりえ協会会員
 主な活動は
 ・1977年朝日新聞新潟版で民話「あったんてんがな(水沢謙一著)」の挿絵と切り絵を
  担当
 ・1983年新潟市の昔話集「トントン昔アッタンテガ(水沢謙一著)」の挿絵を担当
 ・1984年長岡の昔話と民俗で「夢を買う男(水沢謙一著)」の装丁と挿絵を担当
 などなど。
 今回の越後の民話切り絵展の作品は、水沢謙一氏が「越後の民話」を語り部から聞き取り
 した「あったんてんがな」「トントン昔アッタンテガ」「夢を買う男」などの著書から。
 ・ワラとスミとマメ ・ムカデの使い ・サバ売り ・三枚の札 ・ウグイスの一文銭
 ・子どもの運 ・ヌカとコメ ・炭焼き長者 ・絵姿女房 ・見るなの花倉
 ・夫婦の運 ・サルむこどん ・天人女房 ・ふるやのもり ・セル地蔵
 ・笠地蔵 ・キツネとカワウソ
 などなど。
 切り絵の下には昔話の話の一部が書かれている。
 切り絵の人物や動物たちのユーモラスな表情に観ているだけで心が和み、昔話から昔
 テレビで観た「まんが日本昔ばなし」や「越後の昔話」や祖母から聞いた昔話の記憶が
 甦る。
 大作十二支の子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の切り絵はみごと。
・はり絵で年賀状 
 はり絵作家の渡辺順子さんが「簡単にできるはり絵で年賀状」を新聞で紹介していた。
 準備するものは、色紙・台紙用の和紙・はさみ・のり・はがき。
 作り方は、かがみもちや門松や干支とらなどの好きなイラストを見つけ下絵を描き、
 はさみで切り台紙にのりで貼り、台紙ごとはがきに貼れば完成。
 「はり絵は、人と比べたりうまさを競ったりするものではありません」のアドバイス
 作る人に安心感を与える
今年のわが家の年賀状は、大空を舞うトキの写真とトキを見上げる人たちをイラストで
描いたものを合成したオリジナル年賀状。

祖母から聞いた昔話が切り絵の中に (イラストを模写)