スキー発祥の地金谷山とレルヒ祭

kanazu362010-01-13

九州地方は、朝から大雪だ。
昨12日は「スキーの日」。
明治44年(1911年)1月12日、上越市の金谷山に日本で
初めスキーが伝えられた日。
日本のスキー発祥100周年を来年に控え上越市の「日本スキー発祥100周年委員会」
では、記念事業のシンボルマークと海外からのスキー客誘致のロゴマーク2種類を発表
した。
・スキーの日
 明治44年(1911年)1月12日、新潟県の高田(現上越市)で、オーストリア
 レルヒ少佐が高田陸軍歩兵連隊の青年将校にスキー指導を行った。
 全国のスキー関係団体が、2002年に日本に初めて本格的にスキーが伝えられた
 この日を「スキーの日」と制定した。
・スキー発祥の地金谷山
 故郷の新潟県高田市(現上越市)金谷山は、日本スキー発祥の地である。
 高田市史によれば、明治44年(1911年)1月12日オーストリアのレルヒ少佐が
 第13師団の軍人に一本杖スキーを教えたのがはじまりと記録されている。
 当時の長岡外史師団長が一般市民への普及に努めた。
 女学生も、はかま姿で一本杖スキーを滑った。
 金谷山は、旧高田市の郊外にそびえる海抜145メートルの山、小学校も中学校も高校も
 スキー授業の教場だった思い出の山だ。
・レルヒ祭
 今年もふるさと上越市高田で2月に「レルヒ祭」が開催される。
 新聞にレルヒ祭実行委員会が作成した「レルヒ祭」開催のポスターを希望者に配布します
 と出ており申し込んだ。
 縦103センチ・横72.5センチの大きなポスターが送られてきた。
 ポスターには、メインキャラクターの「レルヒさん」も描かれている。
 レルヒ祭は、
 ・レルヒウイーク:1月30日(土)―2月7日(日)
 ・前夜祭:2月6日(土)午後5時から午後8時 
 ・レルヒ祭:2月7日(日)午前9時30分から午後3時
 ・会場:上越市金谷山スキー場ほか
 ・主な行事
  ・高田本町なべまつり ・あかりのパレードたいまつ滑降
  ・レルヒ祭の花火大会 ・一本スキーの講習会
  など。
・番外:メインキャラクター「レルヒさん」
 PRキャラクター「レルヒさん」は、新潟県の冬季観光盛り上げ役として考案された
 キャラクター。
 明治44年(1911年)1月12日に金谷山で日本初のスキー指導を行ったオーストリア
 の軍人・レルヒ少佐がモデルになっている。
・番外:「大日本スキー発祥之地」の碑
 日本スキー発祥20周年記念事業の1つとして、昭和4年(1929)11月に完成。
 除幕式は、レルヒ少佐が高田に着任した1月5日にするために、その翌年に行われた。
 高さは5メートルの花崗岩の大石碑の表面には、「大日本スキー発祥之地」と、高田スキー
 団長である川合直次・高田市長が筆をとり、発祥の由来は鶴見秈信・副団長が撰文した。
・番外:レルヒ少佐の銅像
 明治44年(1911)我が国に初めてスキー術を伝えたオーストリアのテオドール・フォン・
 レルヒ少佐の銅像が金谷山山頂に建つ。
 銅像は、スキー発祥50周年を記念して、昭和35年(1960)12月に建立された。
 製作は新潟大学の戸張幸男教授で台座7メートル・像の高さが3メートの大銅像
・日本スキー発祥記念館
 日本スキー発祥記念館は、オーストリア風の建物でスキー発祥80周年を記念して、平成
 4年(1992)4月にオープンした。
 記念館には、当時のスキーやスキーが伝わった当時の貴重な資料やレルヒ少佐に関する
 資料や遺品などを展示されている。
新聞のスキー場だよりを見ると新潟県内の多くのスキー場はスキー可能と出ているが、
金谷山スキー場は不可。
新潟県内は13日、上空5000mに氷点下40度以下の寒気が流れ込み気圧配置が強まる
ため、山沿いを中心に大雪になる恐れがあると。
金谷山スキー場にも恵の雪が降るか。
新潟地方気象台の3か月予報では、新潟県を含む北陸地方の降雪量は「平年より少ない
確率が高く、1月後半から2月初旬は平年並みか高い気温になる見通し」。

大きなポスターが届く (イラストを模写)