鉄道廃止(廃線)と新幹線

kanazu362010-01-19

新潟市第四銀行古町支店で「懐かしの電鉄の姿(新潟電鉄)」
写真展が開催されており、懐かしいかぼちゃ電車に思わず・・・。
国土交通省のまとめによれば、2000年度からこの10年間に
全国で廃止された鉄道は一部廃止を含め、30路線で計約635
キロに上がると。
北陸新幹線長野―金沢間の建設が進み2014年度末には開業すると同時に並行在来線
の存続問題がクローズアップされる。
鉄道廃止(廃線)と新幹線の話題を新聞などから拾った。
新潟県内の廃線(地方紙新潟日報“にいがた廃線浪漫“などから)
 ・新潟電鉄
  旧新潟県庁前(現新潟市役所)から燕市までの全長36.1kmに新潟交通電車線
  走っていた。
  沿線の住民からは「電鉄(デンテツ)」の愛称で親しまれていた。
  全線開通までの経緯は、
  1933年(昭和8)4月1日東関屋・白根間開通
  1933年(昭和8)7月28日東関屋・県庁前(後に白山前に改称)開通
  1933年(昭和8)8月15日白根・燕間開通
  廃線は、
  1992年(平成4)東関屋・白山前間廃止
  1993年(平成5)月潟・燕間廃止
  1999年(平成11)4月4日東関屋・月潟間廃止
  平成11年4月4日の月潟発東関屋行きの運転を最後に66年の電鉄の歴史に
  幕を下ろした。
  県庁前駅から東関屋駅までは、車の通る白山浦通りを走っていた。
  思い出の懐かしいかぼちゃ電車は、今も月潟駅の構内に保存されている。
 ・越後交通栃尾線
  栃尾線は、長岡市に本社を置く越後交通が運営していた、長岡市の悠久山駅から
  長岡駅見附市の上見附駅を経由して、栃尾市(現・長岡市)の栃尾駅までを結んで
  いた軽便鉄道路線。
  長岡駅を中心に長岡市東部を結ぶ軽便線。前身の栃尾鉄道の名から、通称 栃鉄
  (とってつ)と呼ばれ、小さな車両は「マッチ箱」の愛称で親しまれた。
 ・蒲原鉄道
  蒲原鉄道線は、かつて蒲原鉄道が運営していた。
  加茂市の加茂駅から中蒲原郡村松町(現・五泉市)を経由して五泉市五泉駅までの
  全長約21.9kmを走っていた。
  昭和60年(1985)4月1日加茂・村松間廃止
  平成11年(1999)10月4日村松五泉間廃止
  電車は、今も村松駅跡の敷地内で保存されている。
 ・頚城鉄道
  地元の人たちは頚城鉄道のことを親しみを込めて「○(まる)K(け)」と呼ぶ。
  新潟県の頚城平野を走る電車で、JR信越本線黒井駅前の新黒井より東頚城郡の入口、
  浦川原までの軽便鉄道で距離は15km。
  新黒井駅を出ると北四ツ屋・百間町・鵜之木・明治村・花ケ崎・大池・飯室・下保倉と
  走り終点の浦川原駅に着く。
  東頸城地方の人口の減少と自動車の発達で昭和46年(1971)4月に廃止された。
 ・赤谷線
  赤谷線は、日本国有鉄道国鉄)が運営していた鉄道路線地方交通線)である。
  新発田市新発田駅と同市内の東赤谷駅を結んでいたが、1980年の国鉄再建法施行
  を受けて特定地方交通線に指定され、1984年に廃止された。
  新発田―赤谷間は、赤谷付近から産出する鉄鉱石の輸送のために敷設された官営
  製鉄所の専用線として1920年(1922年とする説もある)に敷設された。
  第一次世界大戦後の不況のため使用されることなく放置されていたものを、地元の請願
  によって鉄道省が1925年に無償譲渡を受けて、赤谷線として開業した。
 ・長鉄(越後交通長岡線長岡鉄道
  越後交通長岡線長岡鉄道は、来迎寺駅から西長岡・越後関原・脇野町・与板・大河津と
  走り終点寺泊駅までの39.2kmを走っていた。
  大正3年8月、長岡市の清水常作らが申請した長岡鉄道と、軽便魚沼鉄道を長岡に
  結びつけようと、木村松二郎が申請した新魚沼鉄道(中貫鉄道)が合併し、長岡鉄道
  なった。
  大正4年10月に、与板―寺泊間開通
  大正5年1月に、西長岡―与板間開通
  大正10年11月に来迎寺―西長岡駅
  昭和27年(1952)11月全線電化が完成した。
  廃線は、
  昭和47年(1972)4月16日 来迎寺・西長岡間廃止
  昭和48年(1973)4月16日 大河津・寺泊間廃止
  昭和50年(1975)4月1日 越後関原・大河津間廃止
  昭和50年に長岡鉄道の旅客営業が廃止
  平成7年3月70年の歴史を閉じた。
 ・弥彦線東三条―越後長沢(越後長沢駅跡)
  JR弥彦線が弥彦から旧下田村の越後長沢まで走っていたとは知らなかった。
  弥彦線:越後鉄道会社が、西吉田駅―弥彦駅を結ぶ私営鉄道として、1916年に創設。
  1927年に旧下田村の越後長沢まで開通した。
  同年国鉄が弥彦―越後長沢を買収し「弥彦線」の名称となった。
  1985年3月東三条―越後長沢は廃止され、現在弥彦線は弥彦―東三条を結ぶ。
  「弥彦線越後長沢駅跡」の記念碑が往時を偲ばせる。
北陸新幹線
 北陸新幹線は、東京を起点として長野、上越、富山、金沢、福井等の主要都市を経由し、
 新大阪に至る延長約700kmの路線です。
 このうち高崎―長野間は、平成9年10月から営業運転を開始。
 また、長野・上越間は平成10年3月に、上越・富山間は平成13年5月に、富山・金沢間は
 平成17年6月にそれぞれ着工した。
 遅くとも2014年度末(平成26)までの完成を目指し建設工事が進められている。
退職して7年が過ぎた。
“にいがた廃線浪漫“の記事を片手に昔電鉄が走り華やかだった思い出の勤務地を訪れ昔を偲んでいる。
間もなくふるさと上越市高田にも新幹線が走る
やがてふるさと高田駅もローカル線駅となり駅が消える運命となる日が・・・。

あぁ!!白山浦通りをかぼちゃ電車が走る (イラストを模写)