懐かしい映画看板展とふるさとの映画館

kanazu362010-01-22

3D映画「アバター」が世界中で大人気だという。
台湾の新竹県に住む男性(42)が、人気3D映画「アバター」を
見ている最中に気分が悪くなり、病院に運ばれたが死亡したと
台湾紙などが報じた。
最新技術を駆使した3D映像と死因の因果関係は分かっていないが、男性には高血圧の
持病があり、地元報道は「3D映画は強い刺激となる。血管に病気を抱える人は刺激を
避けた方がよい」と。
懐かしい映画看板展とふるさとの映画劇場「高田世界館」の話題が新聞に。
・懐かしい映画看板展(新潟市中央区新潟市民プラザ:1月17日)
 新潟に今でも映画看板を描く人がいると知ったのは昨年の夏の頃だった。
 昨年6月30日、新潟市東区松園の絵画専門八木デザイン・八木勝喜(65)さんを訪ねた。
 八木さんからは「懐かしい映画看板展」を開催しますと電話があり1月17日観てきた。
 会場には「手描きで描く懐かしのミニ映画看板展」と書かれたポスターが貼られ脇に
 八木勝喜さんのプロフイルが書かれている。
 ・昭和19年新潟に生まれる  
 ・昭和36年から昭和41年映画絵看板専門店に在籍
 ・昭和42年独学で得た「五原色混合絵」で映画および絵看板などの製作開始
 ・平成20年絵画研究所開始(五原色混合絵)
 「東映スコープ 丹下佐膳」「時代劇は東映 鞍馬天狗」などの大きな看板とミニ看板
 千両獅子・紅孔雀・弁天小僧・反逆児・用心棒・青い山脈・ママ新婚旅行・ひばりのたけ
 くらべ・アチヤコ青春手帳などなどが飾られている。
 懐かしい往年のスター、市川右太衛門勝新太郎美空ひばり原節子山田五十鈴
 山本富士子・東千代之助・大川橋蔵鶴田浩二・大友柳太郎・山本富士子などの顔が。
・映画劇場「高田世界館」(上越市高田本町6)
 ・ふるさとの映画館
  「街の記憶劇場のあかり」のふるさと高田市の映画館のページを開いた。
  「上越市史通史編6現代」によれば、
  昭和20年代から30年代は映画の全盛期であった。
  昭和30年の正月には定員の4倍の盛況で、警察署から定員厳守の通達が出るほどで
  あった。
  高田税務署管内には12の常設映画館があり、昭和30年の1年間の有料入場者は
  延158万2826人で、管内の人口が26万3400人であったので、一人当り1年平均
  6回見たことになる。
  高田には映画館がたくさんあった。
  ・高田電気館(高田市茶町) ・世界観(高田市下小町) ・昭和館(高田市本町)
  ・松竹館(高田市本町6) ・高田松竹館(高田市本町6) ・高田シネマ(高田市
   本町2) ・高田東映劇場(高田市仲町3) ・高田中央劇場(高田市仲町3) 
  ・高田中央劇場(高田市大町2) ・高田映画劇場(高田市本町6) ・テアトル
   高田(高田市本町6) ・高田大映(高田市本町6) ・高田日活(高田市本町6)
  ・いづもや劇場(高田市本町6) ・高田ムービータイム(高田市本町2)
  懐かしい映画館の名前が並ぶ。
 ・高田世界館
  経済産業省の近代産業遺産に選ばれた上越市本町6丁目の映画館「世界館(現高田
  日活)」が老朽化に伴ない2009年3月30日、最後の上映を行い98年の歴史に幕を
  下ろした。
  高田日活は1911年(明治44)開館、木造2階建てのレトロなデザインが特徴。
  映画館は所有者から「NPO法人街なか映画館再生委員会」に譲渡され、「高田世界館」
  として新たに出発した。
  上越市市民グループNPO法人街なか映画館再生委員会」が中心となって老朽化
  した高田世界館内部の改修工事を進め保存と活用に力を注いでいる。
  このほど第1次改修工事が終わり関係者らに披露された。
  今回は床といすの張り替えと冷暖房機器の設置で総工事費は約1000万円。
  いすの改善費を支援した人のネームプレートが背もたれに付けらレテいる。
  次は屋根の改修を行う予定。
懐かしい映画看板展で「鞍馬天狗」や「ひばりのたけくらべ」「アチヤコ青春手帳」などの
看板を観ていると故郷高田の高田松竹館(現高田世界館)で子どものころ観た「ターザン」
鞍馬天狗」「紅孔雀」「二十四の瞳」などの映画を思い出す。 

懐かしい映画の看板が (イラストを模写)