寒中にほころぶ春の花々
暦の上で寒さが最も厳しいとされる大寒も過ぎた。
巷から春の花々のほころぶ便りが届く。
新潟市中央区の蒲原神社の境内の梅がほころび始めたと
新聞に。
春の陽気に誘われ梅など春を待つ花々めぐりに出かけた。
・梅がほころぶ
・蒲原神社の境内の梅(新潟市中央区蒲原・1月22日)
蒲原蒲原神社の境内の梅の木は85種類約130本。
本殿脇の早咲きの「雲龍」「八重寒梅」の数本の梅の木に白梅・紅梅の花が咲き始めた。
雪の残る参道を参拝者が。
・白山神社の境内の梅(新潟市中央区白山・1月22日)
古町通から大鳥居をくぐって白山神社の境内(白山公園)に入ると、右手の一画が梅林に
なっている。
梅園には梅の木がかつては200本ほどがあったというが、現在は約90本ほど。
梅園の早咲きの白梅・紅梅の花が咲き始めた。
昨夜降った雪が薄っすらと残る木の下でハトが餌をついばむ。
・ネコヤナギが芽吹く(新潟市西区小新:西川・1月19日)
西川の河原にはまだあちこちに雪が残る。
土手脇の農家の畑に銀白色の毛に覆われたネコヤナギのつぼみが日に当り銀色に
輝いているのを見つけた。
まだ寒中なのに、河原にはもう春の気配が・・・
・四季桜(新潟市西区小新:西川・1月19日)
ネコヤナギの木の隣りで四季桜も負けじと白い花を咲かせている。
・ヤブツバキ(新潟市中央区:西海岸公園・1月22日)
新潟市の西海岸公園脇のつばき通りを歩き紅白の椿の花を見た。
公園脇の沿道は、約300mにわたって高さが約2mから4mに育ったヤブツバキの並木
が続く。
並木に「つばき通り」と書かれた看板が立つ。
赤や白やピンク色のツバキの花が公園を訪れる人の目を楽しませる。
・庭の蝋梅
一昨年暮れに小須戸寒梅まつりで「満月ロウバイ」を1鉢買った。
花が終わった昨年3月に地に下ろした。
庭の蝋梅の木を眺めると、薄黄色のつぼみが七つもふくらんでいる。
本には開花期は、12月中旬から2月ころと。
やがてほころび黄色い花は咲かせることだろう。
・番外:洋らん展(新潟市西蒲区竹野町:小原洋らん園・1月20日)
新潟市西蒲区竹野町の小原洋らん園で洋らん展が開催されていたので弥彦山登山の
帰りに立ち寄り観賞した。
園内には色とりどりの約200点の洋らんが展示されていた。
・番外:一年中花が咲く桜の開発
1月16日、理化学研究所がサクラに放射線の一種、重イオンビームを当てて突然異変を
誘発し、室内で栽培すれば一年中いつでも花が咲く新品種の桜を開発したと発表した。
・番外:トウガラシの雪さらし(妙高市西条)
大寒の20日、妙高市西条で冬の風物詩「かんずり」の原料となるトウガラシの雪さらし
作業が始まり雪原は真っ赤に染まる。
雪さらしは、塩漬けされたトウガラシのあくを抜き、甘みを出す作業。
3日ほどさらし、麹(こうじ)やユズを混ぜて発酵させ市特産の香辛料「かんずり」を作る。
商品になるまでに3年かかるという。
ここ数日の春の陽気で寒中に春の花々がほころび始めた。
唱歌「春よ来い」に歌われるように、どこからか「春よ来い 早く来い」の声が聞こえて
くるようだ。
もう梅の花が・・・ (イラストを模写)