波乱の角界初場所と理事選

kanazu362010-01-25

大相撲初場所は、横綱朝青龍が13勝2敗で2場所ぶり25回目
の優勝で終わった。
幕内優勝回数のベスト3は、横綱大鵬32回・横綱北の湖31回・
横綱朝青龍25回。
フアンの注目は、場所後の2月1日に行われる理事選挙での貴乃花親方の当落。
・大相撲初場所
 優勝決定後の千秋楽東西横綱対決に50本の懸賞が懸かった。
 ・東西横綱に明暗が
  横綱朝青龍は千秋楽に白鵬に敗れたが13勝2敗で2場所ぶり25回目の優勝。
  本割での白鵬戦は7連敗。
  7連敗は、横綱同士では双葉山に負けた男女ノ川と同じワースト記録。
  横綱白鵬は後半に崩れまさかの12勝3敗。
  昨年は1年間に4敗しかしなかった白鵬初場所だけで3敗を喫した。
  千秋楽は、横綱朝青龍を寄り倒しで破り横綱戦7連勝。
 ・関脇把瑠都春場所で大化けするか 
  関脇把瑠都は千秋楽で旭天鵬を破り12勝3敗で殊勲賞を獲得した。
  これまで横綱戦未勝利だった把瑠都が、初場所で初めて横綱白鵬綱を破った勢いで
  大化けし今年中に横綱まで駆け上がるか。
  まずは春場所大関とりへのスタートの場所となる。
 ・横綱朝青龍初場所中に泥酔し暴行
  初場所中の16日早朝、横綱朝青龍が東京・西麻布で泥酔し、同行していた個人
  マネジャーに暴力を振るいパトカーが出動する騒ぎとなった。
  日本相撲協会武蔵川理事長は22日、この暴行問題で初場所後の25日以降に
  横綱朝青龍と師匠の高砂親方(元大関朝潮)を呼び出して注意することを明らかにした。
日本相撲協会の理事選挙
 ・理事選挙
  初場所の2月1日に理事選挙(定員10名)が行われる。
  日本相撲協会は16日、任期満了に伴なう理事(定員10人)と副理事(3人)の選挙を
  公示し、立候補届出は1月28日午後1時から1時間受け付けると発表した。
 ・選挙
  理事選挙で投票権のある者は現在、親方107人(定数105と一代年寄2:北の湖
  貴乃花)・大関以上の日本力士2人(琴光喜魁皇)・立行司2人の111人。
 ・理事選立候補予定者は11人か
  これまでに理事選の予定立候補者は11人。
  ・出羽海一門:3人
   武蔵川(元横綱三重ノ海)・北の湖(元横綱北の湖)・出羽海(元関脇鷲羽山
  ・二所ノ関一門:2人
   放駒(元大関魁傑)・二所ノ関(元関脇金剛)
   混乱を避け鳴戸(元横綱隆の里)が出馬を断念か。
  ・立浪一門:2人
   大島(元大関旭国)・友綱(元関脇魁輝)
  ・時津風一門:2名
   陸奥(元大関霧島)・鏡山(元関脇多賀竜
  ・高砂一門:1人
   九重(元横綱千代の冨士)
  ・貴乃花支持派:1人
   貴乃花(元横綱貴乃花
 ・二所ノ関一門貴乃花親方支持派6人が離脱
  1月19日の二所ノ関一門の親方衆の会合で貴乃花親方支持派6人が二所ノ関一門
  離脱した。  
  間垣(元横綱2代目若乃花)・阿武松(元関脇益荒雄)・大嶽(元関脇貴闘力)・
  二子山(元十両大竜)・音羽山(元大関貴ノ浪)・常盤山(元小結隆三杉)。
  二所ノ関一門は、これまで現有理事3に対し放駒(元大関魁傑)・二所ノ関(元関脇
  金剛)・鳴戸(元横綱隆の里)・貴乃花(元横綱貴乃花)の4人の親方が理事選に
  名乗りを上げていた。
 ・時津風一門が理事選に2人を擁立
  大相撲の時津風一門は14日、一門会を開き2月1日に行われる日本相撲協会
  理事選に、同一門から陸奥親方(元大関霧島)と鏡山親方(元関脇多賀竜)を擁立する
  ことを決めた。
 時津風一門が2人擁立を決めたことで立候補者が定員の10人を上回ることが確実となり
 理事選の投票は確定的。
初場所では力士が、土俵上で力と力のぶつかり合いの戦いを繰り広げた。
土俵外では親方たちが、理事選に向け票の読み合いと切り崩しなど互いの腹の探り合いが
続く。
初場所が終わりファンの注目は理事選の結果に・・・。

春場所は両横綱に明暗が (写真を模写)