道と橋とトンネルあれこれ

kanazu362010-03-22

新潟日報に「変わる上越直江津ぶらり編」が連載され
懐かしい国道8号線と木橋佐内橋の写真が掲載されていた。
日本海東北道日東道)が県北へと延びる。
28日には荒川胎内インターチェンジ−神林岩船港 
インターチェンジ間が開通する。
来年3月末には村上瀬波温泉インターチェンジまで延びる。
新潟県内の道や橋の話題を最近の新聞から拾った。
・道
 ・国道8号線直江津バイパス開通(1970年・昭和45年)
  国道8号線は新潟市から京都市へ至る一般国道
  直江津市内の渋滞を解消するために直江津バイパスが開通したのが昭和45年。
  写真はパトカーを先頭に開通を祝う車列が進む。
 ・日東道荒川胎内インターチェンジ−神林岩船港インターチェンジ間の開通
  3月28日日本海東北道日東道)の荒川胎内インターチェンジ−神林岩船港 
  インターチェンジ間が開通する。
  来年3月末には村上瀬波温泉インターチェンジまで延び日東道山形県境へと。
 ・奥只見シルバーライン開通
  1月から冬期間閉鎖されていた奥只見シルバーライン魚沼市下折立−奥只見・
  22.6キロ)が3月20日開通した。
  積雪は17日現在銀山平で2.98mと昨年より約80センチ多い。
 ・新潟:東堀りと東堀りに荷さばき専用スペースの設置
  新潟市中央区の東堀りと東堀りの片側1車線の通行を禁止し、荷物の積み下ろしなどの
  荷さばき専用スペースを設ける社会実験が8日から始まった。
  道路脇には「社会実験実施中」の立て看板が設けられガードマンが交整理にあたって
  いる。
 ・新潟:東中通り柳並木の伐採
  新聞に報じられるまで柳並木の伐採は分からなかった。
  「柳都」新潟市のシンボルとして市民に親しまれていた新潟し中央区中通りの柳並木
  が伐採され姿を消した。
  普段気が付かなかったが、伐採されて初めて柳並木の美しさに気が付いた。
  市民から柳並木の復活を望む声が・・・。
 ・新潟:市道舗装の改修
  新潟市では4月24日から新潟市中央区西大畑の新潟市美術館で「奈良の古寺と
  仏像展」を計画していた。
  仏像展の開催に合わせ新潟市では、美術館前から西中通りへ至る市道約400mの
  車道を薄茶色のレンガ模様にすることを決めた。
  同美術館のカビと虫発生問題で仏像展の開催場所が、新潟県立近代美術館長岡市
  に変更された。
  レンガ模様の市道舗装の改修はどうなるのだろうか。
・橋
 ・直江津木橋佐内橋(1969年・昭和44年)
  子どもたちが木橋の佐内橋を渡る昭和44年当時の写真が。
  昭和30年代佐内橋をバイクで渡った記憶があり懐かしさが。 
 ・新潟:歩道橋(万代シテイ−やすらぎ堤)
  新潟市中央区信濃川右岸やすらぎ堤と万代シテイを結ぶ歩道橋が4月末に完成
  する。
  長さは約20mで幅は約3m、事業費は約2億3200万円。
 ・柏崎:安政
  江戸時代後期の安政年間に初めて架橋されたと伝わる柏崎市街地海岸部の鯖石川に
  架かる国道352号線の「安政橋」。
  架け替え工事が完了し2月20日渡り初め式が行われた。
  総工費は約16億2000万円。
 ・三条:嵐川橋
  2004年の7・13水害で被害を受け架け替え復旧工事が行われていた五十嵐川
  「嵐川橋」が3月6日完成し渡り初め式が行われた。
  総工費は約14億円。
・トンネル
 ・柏崎:椎谷岬トンネル 
  中越沖地震で発生した土砂崩れにより新設工事が進められていた柏崎市椎谷の国道
  352号線「椎谷岬トンネル(886m)」が完成し1月7日開通式が行われた。
  総工費は約34億円。
・番外:山古志手掘り中山隧道(旧山古志村小松倉−旧広神村水沢新田)
 2月16日、NPO坂井輪地域学では手掘り中山隧道を知るためドキュメンタリー映画
 「掘るまいか手掘り中山隧道の記録」のビデオ鑑賞会を開催した。
 中山隧道とは、新潟県山古志村小松倉(現長岡市)と旧広神村水沢新田(現魚沼市)間
 にある国道291号旧道の全長は875mトンネル。
 手掘りの道路トンネルとしては日本最長である。
 1933年から1949年にかけて旧山古志村小松倉集落住民の労働奉仕により作られた。
 トンネル掘削をめぐり集落は賛成反対で二分し対立が続いた。
 苦難の連続を乗り越え終戦をはさみ16年の歳月をかけてようやくトンネルは完成した。
 1998年に並行して自動車用トンネルが開通し、以後旧トンネルは史跡として整備保存
 されている。
 手掘り中山隧道を知ったのは昭和48年仕事で初めて旧山古志村を訪れてときのことだ。
 トンネル前までは車で行きトンネル内を地元の人の案内で歩き、トンネル完成までの苦労
 話を聞いた。
 ビデオを観て当時地元の人が、手掘り中山隧道は「昭和の青の洞門」だと云っていた
 記憶が甦った。
日東道は、日本海側の縦貫軸として新潟県山形県秋田県青森県を結ぶ道路。
ほぼ全線にわたって国道7号と並行し、全通した場合は近畿圏から北東北への最短ルート
となる。
新潟県内の日東道は北へ北へと延びる。
日東道山形県境を越えれば、新潟県の海岸線を走る高速道路は富山県境から山形県
へと続く。
日東道の全線開通が多くの人たちの生活を変える。

日東道が北へ北へと延びる。 (イラストを模写)