横綱白鵬と関脇把瑠都主役の大相撲 春場所終わる
大相撲春場所は、1人横綱白鵬の優勝なるか関脇把瑠都が
初優勝と大関取りなるかとファンが注目した。
終わってみれば横綱白鵬が全勝で13回目の優勝、関脇把瑠都
は14勝1敗の準優勝で大関昇進を確実にした。
春場所の土俵から話題を拾った。
・横綱白鵬が全勝で13回目の優勝
横綱朝青龍の突然の引退で一人横綱となった白鵬。
プレッシャーに負けず安定した取口で相手を圧倒し15戦全勝で13回目の優勝を飾った。
・関脇把瑠都が14勝1敗で準優勝大関昇進を確実に
大関取りを目指した関脇把瑠都、横綱白鵬に負けたが14勝1敗の準優勝で大関昇進を
確実にした。
これで直前関脇3場所の成績は9勝・12勝・14勝と35勝を挙げ、直前3場所の勝数が
35勝と大関昇進の目安とされる33勝をクリアし大関昇進を確実に。
28日日本相撲協会の友綱審判部長は、把瑠都の大関昇進を審議する理事会の開催を
武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)に要請したことを明らかにした。
新大関把瑠都が夏場所の土俵に上がる。
・春場所の満員御礼は8回と昨年比で下回る
横綱朝青龍の突然の引退で満員御礼の通算の回数が8回と昨年春場所の9回を下回り
相撲界に陰りが。
来場所は新大関把瑠都の誕生で巻き返しなるか。
・懸賞金
・横綱白鵬が春場所で過去最多の404本の懸賞金を獲得、これまでは2007年初場所の
横綱朝青龍の344本
・呼び出しのうっかりミスで懸賞金がついていない霜鳳:嘉風戦の勝者霜鳳に幻の4本の
懸賞金を渡す:後で間違いと分かり懸賞金は回収された
・高砂親方が元横綱朝青龍に代わり賜杯を返還
初場所優勝の横綱朝青龍の引退で高砂親方が賜杯を返還した。
・弓を落とし手で拾う
大相撲春場所8日目(21日)結びの一番の後の弓取り式で、三段目の男女ノ里
(高砂部屋)が弓を落とし手で拾う珍事があった。
頭上で弓を回した際に、正面のたまり席まで飛んでしまい、呼び出しが拾って、
土俵に置いた。
本来、勝ち力士にかわって行うため、土俵に手をつくと負けを意味することから、
作法では足ではね上げて手で受けるが、足でうまくつかめず、“禁じ手”の手で拾い
上げた。
・場所前に元幕内北桜が引退年寄小野川を襲名
豪快な塩まきで人気のあった東幕下27枚目(元幕内)の北桜(38)が春場所前に
引退し年寄小野川を襲名、今後は後進の指導にあたる。
・日本人力士の優勝は
日本人力士の優勝は、2006年(平成18)1月場所の大関栃東(14勝1敗)の優勝が
最後だ。
優勝いえば2月7日開催された大相撲トーナメント大会で、平幕豪栄道が準々決勝で
大関日馬富士を準決勝で横綱白鵬を決勝で大関琴欧洲を破り初優勝した。
日本人力士の優勝は2003年の大関武双山以来。
本場所で日本人力士が今度優勝するのは何時のことか・・・
・期待の日本力士の成績は
・小結稀勢の里:後半戦で成績を盛り返しようやく9勝6敗と勝ち越した
・平幕豪栄道:5日目の豊真将戦で怪我をし6日目から休場、来場所に再起を期す。
10勝以上を挙げた日本人力士は、栃煌山(11勝)・琴奨菊(10勝)・雅山(10勝)・
北太樹人(10勝)の4人だけ、すべて平幕力士というのは寂しい。
・勇み足と反則負け
・勇み足:12日目北太樹が勇み足で隠岐の海に勝ち勝ち越しを決めた
・反則負け:12日目北勝力と垣添の対戦で北勝力が勝ったがまげをつかみ反則負け
・相撲界にも部屋持ち親方の定年の波が
日本相撲協会の定年は満65歳。
部屋持ち親方で近々定年を迎えるのは、
・定年まであと1年余:伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)
・定年まであと2年から3年余:大島親方(元大関旭国)・湊親方(元小結豊山)・
式秀親方(元小結大潮)・武蔵川親方(元横綱三重ノ海)・中村親方(元関脇富士桜)・
放駒親方(元大関魁傑)・三保ケ関親方(元大関2代目増位山)・二所ニ関親方
(元関金剛)
・陸上の砲丸投げ選手が新弟子に
錣山部屋に中学時代陸上の砲丸投げで活躍した森大地選手(15)が入門した。
春場所の前相撲で2番出世となり夏場所で大地の四股名で相撲界にデビューする。
新大関把瑠都が誕生し、ファンが注目する大相撲夏場所は5月9日が初日。
国技大相撲、日本人力士が今度優勝するのは何時のことか。