平成の大合併と川と堀の町新潟
今日3月31日で、合併促進のための厚遇策が盛り込まれた
市町村合併特例法が期限切れを迎え「平成の大合併」は
事実上終了する。
川口町では昨30日、閉町記念式典が行われ52年8カ月の
町の歴史に別れを告げた。(1957年に町制を施行)
今日31日川口町が長岡市に編入されたことで新生新潟県の市町村数は、20市6町4村
の30となる。
新潟市歴史博物館で「絵図が語るみなと新潟」が開催されており観てきた。
・平成の大合併終わる
・全国の市町村数
1999年4月1日時点で3229あった全国の市町村数は「平成の大合併」により、
3月末で1728となりほぼ半減した。
しかし、政府が当初目指した1000という数字には届かなかった。
新潟県を見ると、1999年に112あった市町村数は、82減って30(20市・6町・4村)
となった。
1999年時点の市町村数は北海道、長野に続き全国で3番目たったが、平成の大合併
を経て3月末では全国で25番目となった
・新潟県内市町村の人口(2010年2月1日現在)
新潟市:81万2388人・長岡市:28万3638人・上越市:20万4034人・新発田市:
102070万人・三条市:10万2015人
聖籠町:1万3644人・阿賀町:1万3392人・田上町:1万2811人・津南町:
1万890人・湯沢町:8327人・出雲崎町:4960人
弥彦村:8705人・関川村:8705人・刈羽村:4685人・粟島浦村:403人
・川と堀の町新潟(新潟市中央区:新潟市歴史博物館・3月27日)
県都新潟市の発展を絵図で語る「みなと新潟・川と堀の町」が新潟市歴史博物館で開催
されており観てきた。
会場には
・沼垂町の変貌を表す絵図が10枚
・新潟の堀と町を表す絵図が9枚
・新潟奉行所時代の役所と役宅を表す絵図が1枚
・新潟奉行所時代の役所と役宅を表す絵図が1枚
・新潟町会所と沼垂町役所表す絵図が3枚
・新潟奉行所時代の役所と役宅を表す絵図が1枚
・沼垂と鉄道を表す絵図が1枚 ・新潟沼垂合併新潟市全図1枚
が展示さられている。
沼垂と鉄道の解説には、
北越鉄道の終着駅を竜ガ島にするか流作場とするかで沼垂と新潟は争った。
明治30(1897)年に竜ガ島に沼垂駅が開業し、明治37(1904)年に流作場まで
延長して新潟駅が開業した。
大正3(1914)年に新潟市と沼垂町は合併した。
と書かれている。
・日本海唯一の政令指定都市新潟市の合併の変遷
・明治22(1889)年4月1日、新潟区と関屋村が合併し市制施行
・大正3(1914)年の新潟市と沼垂町の合併
・昭和35(1960)年 内野町を編入
・平成13(2001)年 黒埼町を編入
・平成17(2005)年 13市町村を編入
・平成19(2007)年4月1日政令指定都市に移行
・番外:大合併に合わせ「市歌」「市民歌」の制定
平成の大合併に合わせて「市歌」「市民歌」を新たに制定した県内の自治体は、上越・
長岡・南魚沼・魚沼・妙高市の5市。
このうち妙高市以外の4市は、歌詞を公募して制作された。
平成の大合併の最後を締めくくった「川口町」。
ササリンドウをデザインした町旗が壇上から降ろされ川口町の半世紀の歴史に幕が降りた。
町旗にお別れ (イラストを模写)