春の風物詩ヨシ焼きとヤギが河川敷の 除草に一役

kanazu362010-04-07

昨6日の新潟日報の一面に「もえる春到来・福島潟でヨシ焼き」
の写真が掲載されていた。
ヨシ焼きが行われる5日の天気予報は、曇り・無風で最高気温は
16度。
午前9時半の点火前から福島潟の湖畔には多くのカメラマンが陣取っていた。
今年は大雪でヨシが倒れ、その上2日前の雨でヨシが濡れておりヨシは思うように燃えず
見学者からは「焚き火だ」と落胆の声が・・・。
ヤギが刈谷田川の河川敷では雑草除去に一役買う。
・福島潟のヨシ焼き(新潟市北区:福島潟・4月5日)
 今年はヨシ焼きを見に福島潟に二度出かけた。
 ビュー福島潟の入口には「本日4月5日(月)ヨシ焼き実施します。ビュー福島潟は休館日
 です」の張り紙と、掲示板に本日のイベント「春の風物詩ヨシ焼き」と書かれ、福島潟が
 ヨシ焼きの赤い炎に包まれている光景のポスターが貼られている。
 福島潟の春の風物詩で伝統行事のヨシ焼きは、古いヨシを焼き、新芽を育て、害虫を駆除
 するなど、潟の自然環境を保全するために行なう。
 3月28日(日)行われる予定だったが天候不順で4月5日(月)に延期された。
 定刻の午前9時半、潟の5カ所でガスバーナーを使いでヨシに点火された。
 ヨシはなかなか燃えない。
 関係者は「今年は大雪でヨシが倒れ、その上2日前の雨でヨシが濡れており風もなくヨシに
 思うように燃え移らないない」と。
 小雨も降り出してきた。
 それでも折角見に見たのだからと雨の中でカメラチャンスを待つ。
 やっと少し火柱が少し上がった。
 デジカメのシャッターを何回も押した。
 再生してみると煙に中にかすかに赤い炎が見える。
 やがて炎が消え煙も消えてしまった。
 このような光景が2時間も続く。
 観客から「これではヨシ焼きではなく焚き火だ」と落胆の声が。
 毎年参加している人が「今日のヨシ焼きはもう無理だ」と。
 あきらめて潟を離れる人の姿が・・・。
・ヤギが雑草除去に一役買う 
 見附市は4月から、ヤギを使って刈谷田川河川敷の雑草除去をする実証実験を始める。
 同市によると「県内自治体がヤギを飼育しての除草事業は例がない」。
 薬剤によらず、安全で効率的な取り組みが成功するか、注目されそうだ。
 刈谷田川沿線の活性化を目指す「かわまちづくり計画」の一環。
 三条市在住で、ヤギの 活用法などを研究する全国ヤギネットワークの今井明夫会長に
 相談し実験することを決めた。
 同会長から3頭を借り受け、1年間実施する。
 事業費約130万円を2010年度予算案に盛った。
 見附市月見台の刈谷田川左岸の河川敷に、中が約200平方メートルとなるように囲む
 電気柵を設置し、ヤギを飼育。
 中の草を食べ尽くしたら、柵を移動させる。
 20日から約1カ月で柵内の除草ができる計算だという。
 休日には、こどもたちとの交流なども予定する。
 同市企画調整課は「除草効果はやってみないと分からないが、安全でエコな方法として
 成功させたい」としている。
大雪の影響で今年はヨシが倒れ、ヨシ焼きではなくヨシの焚き火に。
来年こそは、ポスターに出ていた潟を真っ赤に染めるヨシ焼きの光景を見て見たい。

ヨシの燃えが悪く炎が上がらず (イラストを模写)