ペレットボイラーと太陽光発電パネル
連日地球温暖化の原因とされる二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量を
削減する取り組みが新聞を賑わす。
削減に取り組む街の話題を新聞から拾った。
・ペレットボイラーとペレット燃料ストーブの導入
・ペレットボイラー導入（新潟市西蒲岩室：ほてる大橋 館の湯・４月２日）
岩室温泉の旅館ほてる大橋に３月１５日新潟市内で初の大型木質ペレットボイラーが
竣工し３月２９日火入れ式が行われた。
ペレットボイラーの見学ができると知り見学してきた。
これまでホテルでは灯油ボイラーを使い熱量を賄っていた。
今後は大型木質ペレットボイラーを導入し木質ペレットを燃料として使うことにした。
完成したボイラーでは、１日約１トンの木質ペレットを燃やし、灯油５００リットル分の
熱量を賄う。
同ホテルでは、新館部分の客室２４部屋と調理場の給湯と大浴場のお湯の加温に使う。
燃え残った灰は、旧巻町にある県農業大学校や地元農家が肥料として利用する。
地球にやさしいエコ燃料木質ペレットの利用でこれまでの灯油ボイラーと比べ、二酸化
炭素の排出量を年間約５００トン削減できるという。
・ペレット燃料ストーブ
花き栽培の盛んな新潟市秋葉区の園芸農家で２月上旬から、ビニールハウス用暖房に
ペレット燃料ストーブの試験的導入が始まった。
燃料のペレットは、地元の「にいつ丘陵」の間伐材をペレット化したもので、化石燃料の
代価エネルギーとして利用促進しょうというプロジェクトの一環。
ストーブは園芸農家５軒に１台ずつリースしペレットも供給するという。
木質ペレット推進協議会では、「灯油価額が１リットル７０円以上であればヘレットの
ほうがコストダウンになる」と。
・太陽光発電パネル
太陽光発電とは、屋根に取り付けた太陽光発電パネルが、太陽エネルギーを直流電流に
変換し、次にパワーコンデンショナーによって家庭で使用できるように交流電力に変換する
システム。
太陽熱でお湯を沸かす太陽熱温水器と違う。
・新潟市役所
新潟市役所本館東駐輪場の屋根の上に太陽光パネルが５６枚設置された。
発電出力は１０キロワットで駐輪場の壁に屋外表示板が取り付けられており
・現在の発電電力 ・本日の発電電力量 ・本日のＣＯ２削減量
をいつでも見ることができる。
・県内３大学で太陽光発電パネル設置
・新潟大学：最大出力５０キロワットの太陽光発電パネル設置
・長岡技術大学：最大出力４０キロワットの太陽光発電パネル設置
・上越教育大学：最大出力３５キロワットの太陽光発電パネル設置
・新潟県佐渡地域振興局
新潟県佐渡地域振興局本庁屋上の南側側面に太陽光発電パネルを設置、最大出力
３キロワットで年間の推定発電量は８４０キロワット。
・ソーラーパネル蓄電電光掲示板
国道を車で走ると所々にソーラーパネル蓄電電光掲示板を見ることができる。
ソーラーパネル蓄電電光掲示板は点滅しており「走行注意」や「只今の気温」が表示され
運転手に注意を喚起する。
・白熱電球の製造中止とＬＥＤ電球
東芝グループの照明メーカー大手「東芝ライテック」（本社・神奈川県横須賀市）は、
３月１７日、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量を削減するため、
一般向け白熱電球の製造ラインを停止した。
生産拠点である栃木県鹿沼市の鹿沼工場で製造中止式典があり、東芝の発祥事業の
一つである白熱電球の製造開始から１２０年でその歴史に幕を閉じた。
東芝ライテックによると、２００８年実績で年間２０００万個を製造していた。
今後、その分は消費電力の少ない電球型蛍光ランプや発光ダイオード（ＬＥＤ）電球に
置き換えられることから、年間約４３万トンのＣＯ２削減につながるという。
・温泉地熱発電
新潟県は温泉地の豊富な熱資源を発電に利用できないかと２００９年７月「バイナリー
地熱発電」の導入を検討する専門委員会を発足させた。
３月２５日発表された報告書によると「松之山（十日町市）」「瀬波（村上市）」「村松浜
（胎内市）」「糸魚川（糸魚川市）」の４地域の温泉で「温泉地熱発電の導入が期待できる」
と。
新潟県の泉田裕彦知事は７日の記者会見で、２０１０年度から十日町市の松之山温泉で
温水などを使った「バイナリー地熱発電」の実用化に向けた実証研究を行うと発表した。
・番外：燃料電池市場１５年後に１００倍
水素と空気中の酸素を化学反応させて発電する燃料電池の市場規模が２０２５年度に
１兆６１３３億円となり、２００９年度の９９倍に拡大するとの予想を富士経済が３月４日
発表した。
二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量を削減に向け次々と新しい新エネルギーの研究が進み導入
される。
太陽パワーだ！！あのお日様が新エネルギー源の宝 （イラストを模写）
