桜と桃の花を見ながら梨の花粉付け

kanazu362010-05-02

今日2日は八十八夜。
新潟市南区の茨曽根小3年生児童が桃の花粉付けに挑戦した
様子が新聞に。
秋の収穫に向け昨1日、畑仲間と梨の木7本に授粉をした。
梨の収穫までの作業は、枝のせん定・花摘み・花摘みと花粉付け・袋かけと続く。
・枝のせん定(新潟市江南区:割野・3月22日)
 畑仲間7人が新潟市江南区割野の梨畑の梨オーナーになっている。
 梨の枝のせん定と梨棚の補修作業に10人が集まった。
 ・せん定作業
  「せん定作業は、枝の一カ所に花芽を2個ほど残し後の枝は切り落とすように」と
  指導があった。
  梨オーナーになって5年以下の素人の集まりである。
  あちこちから「この枝は残すのだろうか、切ってもいいのだろうか」と質問の声が。
  リーダーは「後日またせん定を行うので心配なら切らずに残すように」と。
  7本の木のせん定は約1時間半で終わった。
 ・梨棚の補修
  今年の大雪で畑の棚はあちこちで折れたり倒れたりしている。
  杭と竹竿と番線を使って棚の補修次々と行う。
  天気もよく作業は予定より早く終わった。
・花摘み(新潟市江南区:割野・4月26日)
 梨畑の周りの桜と桃の花が満開。
 畑は桜と桃と梨のピンク・桃色・白色の3色に輝き黄色い菜の花も咲く。
 作業には8人が参加した。
 花粉付けに使う花粉は、採種用の品種「新生」の花を摘み花粉を採取する。
 梨畑に入ると頭より低い高さに梨の枝が伸びており背を伸ばすと頭が枝の上に出る。
 採取用の梨の木は実を付けさせる必要が無いので3分以上開いている花は全部摘んで
 よいと。
 摘んだ花は、首からかけた段ボール箱に入れる。
 天気もよく気温も18度と暖かいため摘み取ったと思ったが時間がたつと残っていた
 つぼみがもう開いている。
 約2時間の作業でみかん箱2個分の花とつぼみを摘んだ。
 摘んだ花は、花粉作りの花粉採取機「葯精選機」にかけて花粉を取り出す。
 花粉を交配作業まで冷蔵庫で保存する。
・花摘みと花粉付け(新潟市江南区:割野・5月1日)
 花摘みと花粉付け作業に9名が参加した。
 ・花摘み
  授粉前に枝に沢山ついている花を摘む。
  梨の生育を考えコブに1株の花を残しあとはすべて摘むようにと。
  1株に花が5〜6個ついている。
  花摘みが終わり木下を見ると摘みとった梨の花で真っ白に。
 ・花粉付け。
  瓶の中に筆を入れ穂先に花粉を付けて枝のこぶに咲く花株に花粉を付ける。
  昨年、皆経験しているので作業は短時間で終わった。
  終わって農家の人の畑の授粉も手伝った。
  近くの荒れた畑から「ケンケン」とキジの鳴く声が聞こえる。
今後の予定は「袋かけ」と秋の収穫を残すだけ。
気温の低い日が続く、今年の出来はどうだろうか。  

梨の授粉終わる (イラストを模写)