岩室温泉観光複合施設オープンと大平 遺跡縄文の石棒

kanazu362010-05-07

4月29日から始まったゴールデンウイークも終わった。
今年のゴールデンウイークは晴天に恵まれ行楽地は多くの
人たちで賑わった。
旅の疲れは温泉や足湯で。
旧岩室村の温泉街に岩室温泉観光複合施設が新しくオープン、隣の旧巻町の福井集落
では大平遺跡から出土した縄文の石棒を神明宮諏訪社の春祭りに合わせ展示し集落の
活性化に結び付けたいと。
岩室温泉と福井集落の集落開発センターに出かけ縄文の石棒などを見てきた。
・岩室温泉観光複合施設と足湯のオープン(旧岩室村:いわむろや・4月15日)
 4月1日旧岩室村に観光複合施設「いわむろや」がオーフンし足湯も併設されている。
 施設には、NHK大河ドラマ天地人」で有名になった天神山城址の模型が飾られて
 いる。
 展示会場ではオープンを記念しモノクロ写真でたどる「第1回岩室の歴史写真展」が
 開催され、在りし日の温泉街の風情がうかがわれる約40点の写真が展示されている。
 ・松岳山より西表(昭和31年頃) ・岩室温泉案内看板(昭和31年撮影)
 ・岩室の風景(昭和31年撮影) ・矢川橋(木製)から松岳山を望む
 ・大正10年度岩室西校卒業生 ・昭和8年3月岩室小学校卒業記念写真
 ・桜桃植樹記念(大正11年4月18日)
 などなど。
・大平遺跡出土の縄文の石棒の展示(旧巻町福井:集落開発センター・4月15日)
 集落開発センターに神明宮諏訪社の春祭りの準備で多くの人たちが集まっていた。
 縄文時代後期の石棒は、1947年角田山麓にある福井集落の大平遺跡から出土した。
 石棒は重さ約8キロ・長さ約80センチで両端が男性器を模したのもで祭事などに
 使われたとみられる。
 男性器を模した同時代の祭器がほとんど壊れていない状態で見つかったのは全国でも
 例が少ないという。
 石棒はかつて福井集落の集会所などに展示されていたが、昭和の大合併で当時の
 峰岡村が巻町になった後、1955年ごろに巻郷土資料館に移された。
 巻郷土資料館に埋もれていた石棒が50年ぶりに地元に飾られた。
 展示会場で福井集落の自治会長平岡一郎(66)さんは、「集落も過疎が続く。
 子孫繁栄のシンボルを飾って村の再生をめざしたい。今日から神明宮諏訪社の春祭りが
 行われるので是非見てください」と。
 大平遺跡の場所を尋ねると、「じょんのび館前のエチゴビールの裏手の山付近だが、
 看板も無く荒れており地元の人でも今は場所がわない。古墳を見たければ神明宮諏訪社
 脇道を山手に入れば山谷古墳があり綺麗に整備されていますよ」と。
大平遺跡と山谷古墳を見に山に入った。
大平遺跡付近の山は荒れており場所は分からなかった。
山谷古墳は神明宮諏訪社脇に「山谷古墳入口」の案内板があった。
山道を進むと「山谷古墳登り口」に。
木道を登ると山谷古墳出る。
小高い丘には「山谷古墳」と書かれた大きな石碑と解説板が設置され丘は綺麗に整備
されていた。

これが縄文遺跡の石棒 (イラストを模写)