「書と絵」を美術展で観る
大河ドラマ「竜馬伝」の放送で幕末の志士にスポットがあたる。
新潟市北区発行の「北区のお宝マップ」に、幕末に活躍した
北区ゆかりの人々が紹介され遠藤七郎と曽我簡堂の名もある。
幕末の志士遠藤七郎と曽我簡堂展が豊栄博物館で開催され、
栃尾美術館では「春から初夏へ」の美術展が開催されており観てきた。
・書展
・幕末の志士遠藤七郎と曽我簡堂展(新潟市北区:豊栄博物館・4月29日)
・遠藤七郎(甘雨)
1839(天保10)年、葛塚の庄屋の遠藤家に生まれる。
全国の勤皇の志士と交流、1868(明治元)年の北越戊辰戦争で農民を組織し
「北辰隊」を結成。
1870(明治3)年に隊を解散後、村杉温泉の共同大浴場の整備に力を尽くし、
今日の村杉繁栄の基礎を築いた。
会場には、
・北辰隊隊旗 ・北辰隊員肩章 ・菊図 ・五氣敘行 ・酔眠歌・四季山水図
などが飾られている。
開市神社の境内に「顕彰碑」が建つ。
・曽我簡堂
1830(天保元)年、浦木の農家に生まれた儒学者。
江戸に出て朱子学と陽明学を修めた。
戊辰戦争の際には、新発田藩に尊王・王政復古の大義を説き、自らも「岡方組正気隊」
の一員として活躍した。
1870(明治3)年12月、藩の学政改革によって設立された庶民の教育機関
「郷学校」の教師になり士族の身分を与えられた。
会場には、
・初到建寧賦詩 ・敬勝 ・東湖先生正気歌 ・五氣敘行
などが飾られている。
浦木の生家に「顕彰碑」が建つ。
・美術展「春から初夏へ」(長岡市栃尾区:栃尾美術館・5月2日)
各美術館所蔵品の中から「春から初夏へ」の関係作品23点が展示されている。
与板歴史民俗資料館からは、
・三輪晁勢:夏橙 ・三輪晁久:与板好日 ・大矢紀:朱夏・はつなつ
栃尾美術館からは桐生照子:芙蓉
他に、・宮川潤一:浜焼き・雨の風景 ・大橋登男留:遊泳
などなど。
ゴールデンウイークに美術館などを回り「書と絵」を鑑賞した。
幕末に活躍した志士の書を観る (イラストを模写)