百・百・百と100周年記念イベントが続く故郷高田

kanazu362010-05-26

部屋に日本スキー発祥100周年メインキャラクター「レルヒさん」
が描かれた「2010レルヒ祭」のポスターが貼られている。
高田が市政を施行したのが1911(明治44)年9月1日。
高田市と直江津市と合併し上越市となったのが1971年
(昭和46)4月1日。
今年は朝市開設100周年・高田世界館開館100周年。
来年はスキー発祥100周年と百・百・百と100周年イベントが続く故郷高田。
・朝市開設100周年
 ・高田の朝市「二・七の市」と「四・九の市」
  上越市高田大町3通りで二と七の付く日に行われる「二・七の市」。
  上越市高田大町4・5通りで四と九の付く日に行われる「四・九の市」。
  高田の朝市は、高田に入場した陸軍第13師団の「兵隊に新鮮な野菜を食べさせたい
  ので、定期的な市が欲しい」という要望により、1910(明治43)年10月に現在の
  本町2丁目で 開催されたのが始まり。
  そのようなことから、当時は市民の利用はもちろん、軍の関係者が大量に品物を買い
  込む姿が目立ったとう。
  昭和35年から現在の大町3丁目に移設され、2と7のつく日に開催されている。
  市は地元の人たちの台所をうるおし、文化の薫りを訪ねて、全国各地からやってくる
  観光客にも人気がある。
  上越市では二・七の朝市開設100周年を記念し10月2日に記念イベント開催する
  予定で計画準備を進めている。
・高田世界館開館100周年「四・九映画」を開始
 日本最古の映画館といわれる上越市本町6の高田世界館(旧高田日活)。
 同館は1911(明治44)年に芝居小屋「高田座」として開業し、2009年3月に
 高田日活としての営業を終えた。
 平成21年2月に国の経済産業省から、「民力の高まりに寄与した大衆娯楽」にかかわる
 産業遺跡と評され、近代化産業遺産として認定をされた。
 今年開館100周年を迎える映画館「高田世界館」の活用を進めるNPO法人「街なか
 映画館再生委員会」では4月から四と九の付く日に映画を上映する「四・九映画」を
 始めた。
 建設当時の趣を残す館内で、四の付く日は洋画、九の付く日は邦画を上映する。
 「四・九映画」で往年の名画が500円で楽しめる。
・スキー発祥100周年
 高田町に陸軍第13師団が創設されたのが1905年(明治38)。
 上越市高田は、1911年(明治44)1月12日に、オーストリアの軍人レルヒ少佐が
 日本で初めてスキーを伝えた「日本スキー発祥の地」。
 2011年(平成23)日本スキー発祥100周年を迎える。
 オーストリアの軍人レルヒ少佐が1910年(明治43年)に訪日した。
 1910年(明治43年)6月高田町(現・上越市)に長岡外史師団長が赴任した。
 陸軍省を通じてレルヒがスキーの名手であることを知った長岡外史師団長は、1902
 (明治35)年に多くの犠牲者が出た八甲田山雪中行軍の教訓もあり、レルヒにスキーの
 指導を積極的に働きかけた。
 その結果、1911(明治44)年1月12日、「スキーを履きなさい」とのかけ声と
 ともに、日本で初めての組織的なスキー指導が行われた。
 これが、日本のスキーの始まり。
 わずか1カ月後には、日本最初のスキークラブ「高田スキー倶楽部」が発足し、全国の
 雪深い地域へスキーが伝わっていった。
 上越市では来年のスキー発祥100周年記念イベントの計画準備を進めている。
・番外:旧陸軍第13師団師団長秋山好古揮毫の石碑(新潟市江南区沢海・5月21日)
 昨年暮れに放送されたNHK大河ドラマ坂の上の雲」の主人公の一人である旧陸軍軍人
 秋山好古が揮毫した「忠魂碑」が新潟市江南区沢海の日枝神社境内に建立されていると
 知り見てきた。
 沢海日枝神社は戦国時代の末期の慶安元年(1648)3月、沢海藩2代藩主溝口正勝
 により再建されたと伝わる。
 忠魂碑は1913(大正2)年7月に建立、高さ2.7m・横1.5mで忠魂碑の文字は
 当時の海軍中将秋山好古が揮毫した。
 秋山は1913(大正2)年1月から上越市高田の陸軍第13師団長を約2年間務めた。
 沢海地区からは二人が旅順攻略戦に参戦し戦死している。
 神社の近くの沢海小学校跡地に「記念碑 沢海小学校創立百周年碑」が建立され校歌が
 刻まれていた。
故郷高田は、百・百・百と100周年記念イベントが続く。

これいくら (イラストを模写)