トキとコウノトリ

kanazu362010-05-30

佐渡市で放鳥された5組のトキのペア。
ひな誕生が期待され注目されていた。
27日以降に、ひなの誕生が期待されていた放鳥トキのペア
(4歳の雄と2歳の雌、ともに09年放鳥)が抱卵を
中断していたことが21日分かり、これで今春の「2世誕生」は絶望的な状況となった。
24日の新華社電によると、中国陜西省の林業当局者は、同省寧陜県で野生化を目指し放鳥した国際保護鳥トキの卵が22日にふ化し、2羽のひながかえったことを明らかにした。
「トキとコウノトリの今」が新聞に掲載されていた。
・トキ
 2008年と2009年に計29羽のトキが自然界に放鳥され現在20羽ほどが佐渡 島内にいる。
 今年4月中旬以降5組のペアが巣作りしひな誕生が期待された。
 放鳥トキの卵が初めて確認されたのは4月6日。
 自然界での産卵は31年ぶりのことでひな誕生を皆が待ち望んでいた。
 3組のペアがカラスに襲われる被害の発生や抱卵中止や巣を捨てるなどの行動が見ら れ今年のひな誕生は絶望となった。
 5月21日現在、 国内で飼育されているトキが、今年産卵した卵の数は147個。
 飼育場所と繁殖状況は、
 ・野生復帰ステーション繁殖ケージ 6ペア(全ペアが産卵) 産卵数40個
 ・佐渡トキ保護センター 11ペア (うち10ペアが産卵) 産卵数72個
 ・多摩動物公園     2ぺア  (全ペアが産卵) 産卵数16個
 ・いしかわ動物園    2ぺア  (全ペアが産卵) 産卵数19個
 147個の卵のうち、57羽はふ化(うち4羽死亡)し、14個は親鳥が巣内で抱卵 している。
 8個はフ卵器で保温中で、無精卵が41個、破卵が20個、発育中止卵が7個。
コウノトリ
 2005年の放鳥開始から5年。
 豊岡市を中心に大空を舞うコウノトリは順調に増え続け、その数は30羽を超える。
 これまでに計18羽のひなが巣立ちに成功している。
 兵庫県コウノトリの郷公園は4月18日、国の特別天然記念物コウノトリで、放鳥し た雄と2006年に豊岡市にやってきた雌の野生コウノトリ(通称エヒメ)のペアが 生んだ卵がふ化し、ひな1羽が誕生したと発表した。
 繁殖させた後の放鳥と野生のペアにひなの誕生が確認されたのは初めて。
 公園によると、ペアは公園内の人工巣塔で5個を産卵したとみられ、4月17日にひ な1羽が確認された。
 卵1個はカラスに持ち去られ、残る3個の状態は詳細が分かっておらず調査中。
 3月19日、新潟市北区の福島潟にコウノトリが飛来した。
 福島潟でにコウノトリが確認されたのは1993年4月以来、17年ぶり。
 兵庫県立コウノトリの郷公園へ照会した結果、足輪の色から2008年4月にふ化し た雌と識別された。
 コウノトリは赤ちゃんを運ぶ幸せは鳥といわれる。
 コウノトリの飛来は、佐渡に放鳥された野生のトキのひな誕生の吉兆か・・・。
・番外:スズメ
 「日本野鳥の会東京」(東京都新宿区)は、東京都の日比谷公園で今後10年間ズメ の数を調査することを決めた。
 第1回は5月15日日比谷公園に20人余りが集まり、6つのグループに分かれてス ズメの数を調査した。
 2008年6月の立教大の研究チームの調査で、国内のスズメの生息数が1800万 羽と半世紀前に比べ10分の1に落ち込んだことがわかった。
 原因として、都心部を中心に 巣作りに向いた木造住宅の減少や、餌場となる田畑や 空き地の減ったことが考えられている。
わが家に庭に毎日スズメが来る。
昨年佐渡で放鳥された雌の1羽が、新潟市内野の新川に飛来し4回も見に行った。
コウノトリも福島潟に17年ぶりに飛来したとテレビで報道され見に出かけたが見れなかった。
福島潟に今度飛来したら是非見て見たい。

福島潟にコウノトリが飛来 (イラストを模写)