紙芝居と貸し本屋とテレビアニメ

kanazu362010-06-01

今日6月1日は「写真の日」。
写真の日は1951(昭和26)年に制定された。
朝の連続テレビ小説「ゲゲの女房」の始まりで懐かしい
紙芝居屋の場面が映る。
第7週は「消えた紙芝居」で紙芝居師の音松が登場し懐かしい紙芝居の語りを披露した。
お年寄りの前でベレー帽姿で紙芝居のボランテイア活動にいそしむ老夫婦のあり日の姿を写した写真が手元にある。
・紙芝居
 拍子木の音が紙芝居さんの来たことを知らせる。
 自転車の荷台に紙芝居と駄菓子が入った箱が積まれている。
 小遣いで水飴や味昆布を買い紙芝居を楽しむ。
 紙芝居師の独特な語りが子どもたちを楽しませる。
 はらはらどきどきと話が佳境に入ったところで「続きはまた明日」と話を止め次回に。
 少年ケニア黄金バットの懐かしい話を今でも思い出す。
 娯楽の少なかった戦後、子どもたちの唯一の楽しみは紙芝居。
 拍子木の音が聞こえると子どもたちの目が輝く。
 割り箸で水飴をこね、水飴の色の白さを競った。
 一番白い人が1等で3等まで賞品が出た。
 賞品は塩昆布。
 ゲゲの女房の紙芝居な場面が、子どものころの懐かしい思い出と重なる。
・貸し本屋
 「ゲゲの女房」で松坂慶子田中美智子)演ずる貸本屋こみち書房が出ると懐かしさが。
 生活に追われ本など買ってもらえるのは正月だけだった。
 当時子どもたちの人気漫画は「イガグリくん」「カバ大王さま」「あんみつ姫」などだったと記憶している。
 店主に怒られても怒られても夢中になった立ち読みした。
 貸し本屋を利用したのは小学校5・6年生のたころからか。
 1冊いくらで借りたのだろうか。
 小学生の同級生の家が貸し本屋だったのでただで借りた記憶もある。
 偉人の伝記や戦国時代の豪傑の活躍の話は、貸し本屋のマンガ本で読んだ。
 二宮金次郎 ・リンカーン ・ワシントン ・木村重成 ・曽我兄弟 ・大石良雄
 ・豊臣秀吉などなど。
・テレビアニメ
 娘が生まれた昭和40年代テレビアニメは子どもたちの人気番組だった。
 娘は「みなしごハッチ」や「アルプスの少女ハイジ」などを、私は「じめ人間ギャートルズ」や「巨人の星」や「トムとジェリー」などを観た。
 トムとジェリーは、孫も好きでビデオを買った。
 孫があれほど喜んで何回も何回も観たトムとジェリーも今ではほこりをかぶってる。
・番外:わが家のマンガコーナー
 本棚のマンガ本は、マンガ好きの孫のために買い集めたものだ。
 その数50冊以上。
 あきないのか何回も何回も同じ本を読んでいる。
 子どものころマンガ本を買ってもらえるのは夢の夢。
 マンガ本は、貸し本屋で借りて読むのがあたりまえの時代。
 マンガを読む孫の姿を見ると昔マンガ本を読んでいたころの記憶が甦る。
懐かしい「紙芝居」と「貸し本屋」の映像が、遠い昔の子どものころを呼び起こす。

拍子木の音がする (イラストを模写)