新潟県展と地元作家100人特別展

kanazu362010-06-18

今日18日から第65回新潟県美術展覧会(県展)の新潟展が
朱鷺メッセで開催される。
新潟大和最後の感謝企画として「美術がつなぐ縁 
地元作家100人特別展」が開催されており16日観てきた。
・第65回新潟県美術展覧会(県展)の新潟展(新潟市中央区朱鷺メッセ
 第65回新潟県美術展覧会(県展)の作品受付が13日締め切られ7部門に4320点の作品の応募があった。
 部門別では、写真が最多の1869点・洋画923点・書道869点・日本画262点・版画198点・工芸124点・彫刻75点。
 作品審査が14・15の両日行われ、県展賞7人・奨励賞など54人・入選988人が決まった。
 これらの作品は県展委員・無鑑査の作品とともに今日18日から朱鷺メッセで開催される新潟展に展示される。
 県展の歴史を振り返ると、終戦直後の1945年に始まり第1回の会場は、今月25日に66年の歴史に幕を閉じる大和新潟店。
 第3回展から小林百貨店(現新潟三越)を加え2会場となった。
 第6回展からは長岡・上越で巡回展をスタートした。
 1968年には新潟県美術博物館(現県民会館ギャラリー)が完成したため全部門を百貨店会場から移した。
 日本画・洋画・彫刻・工芸の4部門ではじまった県展は、1957年に書道部門、1964年に写真部門、1970年に版画部門を加え現在の7部門となった。
 応募数増加に伴ない百貨店会場が再び加わり、5000点を超えた1995年からは、新潟市美術館・県民会館・大和新潟店・新潟三越の4会場になった。
 今回の第65回からは新潟展を朱鷺メッセに移し、7部門を1カ所に集め開催する。
 17日の新聞で入選者らの名前の中に、写真で1人・版画で2人の知人や職場OBの名前を見つけた。
・美術がつなぐ縁「地元作家100人特別展」(新潟市中央区:大和新潟店・6月16日)
 県展50年の歩みを見ると県展から多くの美術家が巣立ったことが伺われる。
 縁地元作家100人特別展に出品した作家の中に県展で活躍した作家の名前もある。
 ・穂刈春雄(第21回県展賞) ・中野雅友(第32回県展賞・第34・35回奨励賞)
 ・目黒順三郎(第6回奨励賞) ・市橋哲夫(第15回奨励賞) 
 ・村山陽(第16回奨励賞) ・猪爪彦一(第31・35・41回奨励賞)
 ・櫛谷一代(第34・40回奨励賞)
 などなど。
 入選者の中にも多くの作家の名前が・・・。
 大和新潟店最後の感謝企画らしく会場に展示されている作品の脇に、
 ・たいへんおせわになりました
 ・長いあいだありがとうございました
 などと「感謝のコメント」も添えられている。
・番外:わが家に県展賞や奨励賞作家の作品が
 県展50年の歩みを見て驚いた。
 わが家に近藤直行(第16回県展賞・・第9・10・14回奨励賞))さんと江口昇(第19・31回奨励賞)さんの描いた作品がある。
 近藤さんの作品は、娘が仕事の関係で自画像を描いてもらったもの。
 江口さんの作品は、私が勤務地した思い出にと村松愛宕山を記念に描いてもらったもの。
 描いてもらった当時は、両作家の画歴を知らなかった。
 地元作家100人特別展を観て近藤直行さんと江口昇さんの画業を初めて知った。
新潟県展と地元作家100人特別展を観てわが家にも思わぬ宝物があることを発見した。

この絵の思い出は・・・ (イラストを模写)