寺尾線開通記念「キャンドルナイトin   西区」

kanazu362010-07-06

ふるさと坂井輪(坂井輪地域学研究会刊)に亀貝道
(郡道木場寺尾停車場線)開通のことが書かれている。
7月3日、新潟西区の市道「寺尾線(旧亀貝道)」の開通を
記念「キャンドルナイトin西区」が開催されたので見てきた。
・亀貝道(郡道木場寺尾停車場線):ふるさと坂井輪第二集から抜粋
 亀貝集落では県道弥彦参宮線(昭和3年開通)の建設計画を知り、県道新潟富山線脇から弥彦参宮線を経て寺尾停車場に至る通称亀貝道の建設運動を近郷の集落の協力を得て始めた。
 ・大正12年11月亀貝道の完成
 ・昭和29年新潟市に合併して市道
 ・昭和33年県道に編入「寺尾停車場燕線」に
 ・昭和46年3月国道116号線が県道になるり県道「新潟燕線」に編入
・寺尾線開通を記念「キャンドルナイトin西区」
 2010年3月31日新潟市西区上新栄町の海岸道路と西区寺尾上2丁目までの約1.7キロが開通した。
 この開通で新潟西バイパス亀貝インターチェンジうからを海岸道路までの道路が結ばれた。
 イベントで使われるキャンドルは、天ぷら油など廃油から作られたエコキャンドル。
 寺尾線に沿って、大堀幹線の第4銀行から国道402号線が交差するコンビ人のセブンイレブンまでの歩道約1.7キロに約4000個のロウソクが立てられた。
 ロウソク立て(瓶)は、近隣の幼稚園や小学校・町内自治会の人たちがヨーグルトやジャムの空き瓶で作った。
 瓶にはカラフルな絵が描かれている。
 午後7時に大勢の係りの人たちがロウソクに灯を付けた。
 長い道路の両側はキャンドルの灯で揺れる。
 大勢の人たちがキャンドルの灯の中を歩き夏の夜を楽しむ。
 西大通り沿いの駐車場のミニステージではギターコンサートが行われ音楽が流る。
 出店も出ており店の前は多くの人が。
 子どもたちに人気の無料わたあめコーナーには長い列が。
・番外:寺尾農園と越後線農園踏切
 ロウソクが立てられた途中の市道寺尾線とJR越後線との交差地点に懐かしい名前の「農園踏切」がある。
 新潟遊園は、終戦後の昭和20年(1945)寺尾に農園として開拓された。
 昭和24年(1948)チューリップ等の球根栽培を開始、その後レジャー施設を
 整え市民のために「新潟遊園」として開放された。
 昭和56年(1981)閉園。
 その後巻町越前浜(現新潟市)へ移り「新新潟遊園」として再開園された。
 寺尾駅は戦後開園した寺尾農園(のち新潟遊園)の開園で賑わった。
 昭和40年代の寺尾線は、寺尾駅を下り農園踏切を渡り新潟遊園のチューリップ見学に行く人の波でで賑わった。
 新潟遊園の往時を偲ばせるものは、「越後線農園踏切」と書かれた標柱が越後線寺尾駅近くの踏み切りに、今にその名を残すだけである。
 住民の長年の願であった寺尾線が開通した。
 寺尾線開通記念「キャンドルナイトin西区」開催当日、大勢の人がキャンドルの灯が揺れる寺尾線を「越後線農園踏切」を渡り日本海に向かって歩いた。
キャンドルナイトで賑わう寺尾線。
寺尾線の賑わいが「越後線農園踏切」を渡り、新潟遊園へ向かう人の波で賑わった往時の姿を偲ばせる。
来年も「キャンドルナイトin西区」は開催されるのだろうか・・・

キャンドルの灯が揺れる (イラストを模写)