トラブル続きの新潟市「美術館」が「水族館」が
今年の新潟市は、新潟市美術館のカビ・クモ発生問題や
新潟市水族館での約7000匹もの魚の大量死問題と
トラブルが続いた。
夏休み前に他の水族館から寄贈を受けたり購入したりして
マイワシやアカカマスなど約8000匹を確保したことから水族館にも多くの魚が戻り6月25日から通常営業を再開、連日子どもたちで賑わう。
・新潟市美術館のカビ・クモ発生問題(新潟市中央区・7月7日)
新潟市美術館のカビ・クモ発生問題で新潟市の篠田昭市長は3月9日、館長北川フラム氏(63)を3月末で更迭した。
4月24日から6月13日まで開催予定の「奈良の古寺と仏像展」の会場が、同美術館から長岡の新潟県立美術館に変更となった。
新潟市美術館は、1985年10月13日に開館。
「みる、つくる、語る」の3つのモットーを掲げ、市民に愛され親しまれる「開かれた美術館」を目指している。
カビ・クモ発生問題で揺れた新潟市美術館を7月7日久しぶりに訪れた。
入口に「美術館の収蔵庫薫蒸のお知らせ」の貼り紙が。
・薫蒸施工期間は7月5日から7月12日まで。
・その後8月31日まで修繕工事のため臨時休館する。
・通常通りの開館は9月1日の予定。
休館中に、収蔵品の総点検と施設改修を行うという。
・新潟市水族館魚の大量死問題(新潟市中央区:マリンピア日本海・6月23日)
マリンピア日本海は今年7月27日開館20周年を迎える。
1967年10月22日、新潟市関屋(現中央区)にある西海岸公園の敷地内に新潟市立水族館が開館。
隣接する西海岸公園市営プールなどと共に同公園の基幹施設として長らく親しまれた。
老朽化したのに伴い、当時の水族館から約300m東、かつてのレジャー施設「新潟ビーチセンター」の跡地で1988年から改築事業が進められ、1990年7月27日移転してリニューアルオープン。
この時に現名称に改称し「マリンピア日本海」となった。
6月18日、「マリンピア日本海」で大水槽の水を消毒するさい消毒剤の誤投与で魚が大量死するという事故が発生した。
事故発生後施設の一部を閉鎖し無料開放していると知り6月23日見てきた。
入口には「本日無料 そのまま管内にお入り下さい」の貼り紙が。
無料のためか管内は子どもたちで大賑わい。
注目の大水槽にもたくさんのマイワシだ泳ぐ。
イルカショーの会場も満員の盛況。
同水族館は6月25日から有料での通常営業を再開した。
大水槽には寄贈されたマイワシなど1万5000匹以上の魚が泳ぎ回る。
トラブル続きの新潟市。
“禍を転じて福となす”のことわざがある。
新潟市は「新潟市美術館」や「新潟市水族館マリンピア日本海」のトラブルを福に転じられるか。
あれ!休館だ (イラストを模写)