それぞれの三かけ

kanazu362010-07-17

昔から「読み・書き・算用は世渡りの三芸」といわれている。
世の中で生活していくにはどうしても必要な3つの技術であると
教えられた。
「読むこと」「書くこと」「計算すること」の三つは、
世の中で生活していくうえでせひとも必要なものであるということ。
7月6日の読売新聞で原田康久(読売新聞人事部長)氏は、就職活動の中で「夏の“三かけ”侮るな」と書いている。
・就職活動の三かけ 
 ・汗かけ:若いうちに汗をかいて何事にも一生懸命に取り組まなくてはならない。
  まずは「行動力」。
 ・恥かけ:失敗を恐れてはならないということ。
  今の若い人は失敗を恐れ、何事にも挑戦しない傾向にある。
  若いうちの失敗は明日への糧。
 ・文を書け:これは人によっては「手紙を書け」とか「文を書け」とも言われる。
  とにかく文を書く行為が大事だということ。
  文字は相手に意味が伝わらないといけないので、自然と相手の気持を推し量る訓練になってゆく。
・三かけ教育の実践(草加市立稲荷小学校)
 教育の実践三かけ
 ・目をかけ・手をかけ・声をかけ
・三かけ運動(つくばみらい市立福岡小学校)
 ・目をかけ ・気をかけ  ・言葉かけ
・心の技術開発の三かけ
 心の三かけ(手と声と心をかける)
 ・手の意味は:ふれること、さわること
 ・声は:挨拶したり、ひとこと付け加えたり、ほめたりすること
 ・心は:タイミングを取ることであったり、聴くことなどを表す
こんなときは、
 ・ばかにする:明るく挨拶
 ・けなす:笑顔で一言             
 ・怒なる:励ますほめる 
 ・無視、嫌う:労をねぎらう
・退職後の私の三かけ
 私は退職後、自己流で生活の三かけを実践している。
 ・汗かく(足で稼ぐ)
  街に出て多くの人と接触し話を聞き、目で確かめる。すなわち足で稼ぐこと。
 ・古老に話を聞く(恥をかく)
  「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざがある。
  知らないことは恥ずがしからず積極的に質問したほうが良いという教え。
  歴史に興味を持ち集落を散策し古老からいろんな話を聞くのを楽しみにしている。
  退職後古老から話を聞くことで知らないことを多く学んだ。
 ・本を読み文章を書く
  中学校の恩師から卒業のとき「本を読むこと」の言葉を贈られた。
  「本を読むことで語彙(ごい)をたくさん知ることができる」と。
  退職後本を読み語彙を知り、毎日の出来事を日記やブログに書いている。
14日、厚生労働省の調査で小学2年生が1カ月に読む児童書や絵本の数は、親の読書量にほぼ比例することが分かったと発表した。
それぞれの「三かけ」には、それぞれの教えと意味がある。
まずは出来ることから実践。

「本を読め」と恩師から (イラストを模写)