潟や堤や池の水辺と花や鳥や虫たち

kanazu362010-08-04

新聞に福島潟のオニバスと松浜(ひようたん)池のトンボの
話題が出ておりオニバスとトンボを見てきた。
・福島潟のオニバスとカモ(新潟市北区・7月29日)
 雨あがりの福島潟。
 オニバスが見ごろとの報道に多くの人が潟の南西部にある「オニバス自生池」を訪れていた。
 まだ咲き始めで花の数がすくなく見ごろのピークはお盆ごろ。
 オニバスの花は早朝に開き午後にはしぼんでしまう。
 カモの一家(11羽)もオニバス見学で自生池をゆっくりと泳ぐ。
・仁箇堤のトキと紅白の睡蓮(新潟市西蒲区・7月24日)
 7月24日の「放鳥トキ便り」に18番のトキが新潟市西蒲区にまだいると新聞に。
 仁箇堤を訪れた。
 数人の人が湖畔から堤の中ほどにある林の方向にカメラを構える。
 「あの林の左側の木に止まっているのがトキです」と。
 5倍ズームのデジカメで撮ったが林の中に白いものが写っているだけでトキとは判別できない。
 「このカメラをのぞいてください。トキの姿がはっきりと分かります」。
 カメラの中にトキの姿がはっきりと確認できた。
 首の回り付近にまだ灰色だ。
 湖畔の林の中を抜けると足元に赤い花の睡蓮が対岸を見ると白い睡蓮の花も咲く。
・松浜の池のトンボとシロサギ(新潟市北区・7月29日)
 国の絶滅危惧に指定されているオオモノサシトンボなど希少な動植物が生息する新潟市北区の通称「松浜の池」。
 地域住人は決まった名称のないこの池を「ひょうたん池」と命名しPRすることに決めた。
 夏から秋にかけては多くのトンポが飛びかい、トンボの楽園といわれている。
トンボを見に小雨が降る中「松浜の池」を訪ねた。
 ニセアカシア林を抜けると砂丘に出る。
 砂丘の先は日本海で池は左側にあった。
 雨降りで人影はない。
 岸辺でシロサギが1羽、羽を休めている。
 ヨシ原の中をオニヤンマやシオカラトンボイトトンボなど無数のトンボが飛ぶ。
 アカトンボも飛んでいた。
・番外:旅館のシンボルアオバズクの親子(新潟市西蒲区:岩室温泉・7月30日)
 新潟市西蒲区新谷で産地直売所「にしかん」を経営する井田忠三(74)さんを訪ねたのは今年3月6日だった。
 そのとき岩室温泉「高島屋」の庭の松が今年の大雪で松の古木が折れてしまいアオバズクのねぐらがなくなってしまった。
 井田さんはアオバズクが今年も来るようにと大きな巣箱を5個も作った。
 5個の巣箱を見せながら「巣箱の入口は直径約10センチ。 あまり大きいと天敵に襲われる恐れがあると警戒して巣箱に入らない」と。
 春先き巣箱を旅館の中庭のスギの木や松の木に取り付けた。
 7月29日の新聞に「5月につがいが飛来、7月下旬に巣箱からひなが姿を現し、親鳥2羽とひな3羽の家族が巣箱をねぐらにしている」と。
 井田さんの案内で高島屋の中庭を訪れた。
 中庭のスギの木や松の木に5個の巣箱が取り付けられている。
 女将が「あのお巣箱がねぐらです。近くに隠れているはずです」。
 約30分くらい中庭を見回したが残念ながらアオバズクの家族を発見することができなかった。
 女将が「この写真は先日お客さんが撮影した写真です」と親鳥2羽が並んで木に止まっている写真を見せてくれた。
潟や堤や池を回り花や鳥や虫を見た。

仁箇堤の水面に紅白の睡蓮 (イラストを模写)