海の魚たち

kanazu362010-08-11

テレビからは、天下無敵の釣りバカサラリーマン・ハマちゃんこと
浜崎伝助が大活躍する「釣りバカ日誌18・ハマちゃんスーさん
瀬戸の約束」が流れる。
釣りブームで、テレビでは釣り番組が人気だという。
日本近海でこれまでに見つかった海洋生物は約3万4000種で未確認の新種も含めると、15万6000種が生息すると見られると。
今年のサンマ漁は例年にない不漁の可能性が高まっており秋の味覚のサンマが高値に。
海の魚たちの話題を新聞から拾った。
・日本近海の海洋生物は15万種超生息
 海洋研究開発機構や京都大・東京大などの調査チームは、日本近海でこれまでに見つかった海洋生物は約3万4000種で未確認の新種を含めると総種数は約15万6000種に達するとみられると調査結果を発表した。
 日本の周辺の海で確認された生き物の種類はおよそ3万4000種に上り、その数はオーストラリアと並んで世界で最も多いレベルにある。
 ・イカやタコや貝のどの軟体動物が8700種
 ・カニやエビなどの甲殻類が6200種
 ・魚類が3800種 
 ・哺乳類のクジラやイルカなど魚類以外の脊椎動物が150種
 ・サンゴやクラゲなどの刺胞(しほう)動物が1900種
 ・ウニやヒトデなどの棘皮(きょくひ)動物が1100種
 などなど。
 日本の沿岸は、世界の海の容積で見ると0.9%ときわめてわずかだが、海の生物では、全体のおよそ15%が生息していることになる。
・サンマが空前の不漁か
 「秋の味覚」の代表格に早くも高値懸念の兆し。
 今年のサンマ漁が例年にない不漁に陥る可能性が高まっている。
 水産庁が3日発表した2010年の北西太平洋サンマの推定資源量は、221万トンと昨年の351万トンから4割近く減少した。
 7月8日に北海道東部沖で始まった流し網漁も、漁獲量が昨年に比べ約4分の1と激減。
 新潟県内でも卸値が上がっている。
 農林水産省の統計ではサンマの漁獲量は2008、2009年と年間30万トンを超える豊漁が続き、食卓では手ごろな価格でサンマを楽しむことができた。
だが、資源量などからみて、今年の漁獲量は大幅減が予想される。
 水産庁は、資源量が減った原因は「不明」としているが、水産関係者からは猛暑など異常気象に関係があるという声も出ている。
 同庁は「サンマの分布も例年より東寄り。サンマ船が操業する海域を避けて南へ回遊する可能性もある」と指摘している。
・日本の食卓の鮮魚も大きく変化
 5月21日政府が2008年度の「水産白書」を発表した。
 ライフスタイルの変化などでここ数10年で人気の魚が大きく変わったと。
 半世紀ほど前の食卓の主役は「アジ」だったが2009年は「サケ」が購入量1位に。
 1人当たりの購入量の多い鮮魚は、
 ・1965年:1位アジ・2位イカ・3位サバ・4位カレイ・5位マグロ
 ・1982年:1位イカ・2位マグロ・3位カレイ・4位アジ・5位イワシ
 ・2009年:1位サケ・2位イカ・3位マグロ・4位サンマ・5位ブリ
 1965年に1位だったアジが2009年には購入量5位以内から姿を消してしまった。
・番外:海知らぬマグロの誕生も
 7月7日東海大海洋学部は、陸上水槽を使ったクロマグロ養殖に、地下20m以下に染み込んだ「地下海水」を利用することで、コストを大幅に抑える技術を開発したと発表した。
 同大は、年間通して温度がほぼ一定の地下海水をくみ上げて使うことで水温調整なしでの飼育に成功した。
 同大の秋山信彦教授は「大きな水槽を使えばもっと大きく育てて、卵を採ることができる。“海知らないマグロ”の誕生も夢ではない」と。
・番外:外国人旅行者の食事満足度ベスト3
 2009年に日本を訪れた外国人旅行者を対象に日本政府観光局が行った調査によると、日本の旅行で満足した食事のベスト3は、すし・ラーメン・刺身で、これに次ぐのが天ぷら・うどんの順。
熱帯の毒タコのショウモウダコが昨年11月以降福岡や佐賀や長崎など九州北部で相次いで見つかっている。
温暖化の影響で海水温が上昇したため海の生態系も昔と大きく変わってきたといわれる。
食卓に上る魚はこれからどのように変わってゆくのだろうか。

食卓の魚の主役いまはサケ (イラストを模写)