懐かしい子どもの遊び展とお化け屋敷
処暑を過ぎたがまだまだ暑い日が続く。
昔から夏といえば怪談話が定番。
昔懐かしい子どもの遊び展とお化け屋敷が開催されていたので
見てきた。
・懐かしい子どもの遊び展
・潟のきっかんぼ展(新潟市北区福島潟:ビュー福島潟・8月22日)
昔の子どもたちが福島潟周辺で楽しんだ遊びやいたずらを紹介する「潟のきっかんぼ展」が開催されていた。
きっかんぼは方言できかんぼうのこと。
潟で遊んだ経験がある50〜80代の人たちから話を聞き、パネルや模型や写真などで再現した。
・ツットコタマゴ(カモのタマゴとり) ・無理やり泳がせる
・頭ドッ!(舟を逆さにしてその中にもぐって遊ぶ) ・すっぽんぽんで魚とり
・村中がかくれんぼうの舞台 ・雪下ろしでスキー山
・チャンバラ(柳の木で刀を作り:刃は皮をむき・握りはそのまま)
・ゴム銃(木の枝の二股になっているところを切ってゴムをつけて)
・ヨソのをとるのが楽しみ(竹の先に釘をつけて十五夜のだんごを盗む)
などなど。
チャンバラやゴム銃や無理やり泳がせるなどのパネルに子どものころの思い出が甦る。
・遊ぶ子どもの姿展(弥彦村弥彦:ギャラリーうさち・8月18日)
三条市在住の洋画家・人形作家の信賀(しんが)斉(74)さんが、弥彦のギャラリーうさちで竹馬や紙風船で遊ぶ子どもの姿の人形や絵画を約30点展示している。
人形は白と土色の粘土を組み合わせ細工を施したもので「シンガ人形」と呼ばれる。
・横綱タイプかな ・ねいちゃんの背中 ・祭賛歌 ・竹馬の子 ・ぼくの風船
・ボールで遊ぼう ・どろんこ遊び ・かっこいいな ・どうしょうかな
などなど。
人形が独特な味わいを醸しだす。
・お化け屋敷(新潟市中央区:古町・8月20日)
古町の活性化を図るため街中に「お化け屋敷」が突然出現した。
お化け屋敷を企画したのは、古町通りにある国際映像メディア専門学校の生徒たち。
夏休みホーラアクションの出し物は「髪結い探し」。
呼び込みの口上は「あの料亭に行った芸妓が帰ってこない」「お絹姐さんを探して・・・」と。
口上に誘われて中に入った。
暗闇の中から突然提灯を持ってた着物姿の娘が現れる。
「私と一緒にお絹姐さんを探して・・・」と提灯を渡すと娘さんは姿を消す。
真っ暗で何も見えない。
壁にぶつかると提灯を持った己の姿が闇の中に・・・。
障子戸を開けて廊下を進む。
廊下の両側から無数の手が伸び身体に触れる。
奥からは物を切る包丁の音が。
すき間越しに中をのぞくと、大きな包丁で人の身体を切り刻む老女が・・・・。
あちこちから「キャー」「キャー」の叫び声が。
出口に近づくと着物姿の娘さんが現れ「お絹姐さん見つかりませんでした」といいながら提灯を受け取る。
真夏のひと時お化け屋敷で暑さを忘れ楽しんだ。
・番外:百物語
新潟日報に連載されている懐かしいあそびの風景の中で俳人の土肥あき子さんが「百物語」を紹介していた。
百物語とは、夏の夜に怪談を順に話してゆくことは江戸時代から娯楽とされていた。
部屋に百のロウソクを立て、話が終わるごとに一本ずつ消していく。
最後の一本が消えたとき、本物のもののけが現れるというもの。
夏の夜はお化けの話で涼を・・・。
お化けの話を聞く (イラストを模写)