新発田諏訪神社御柱祭
長野県の諏訪大社からもらい受けた御柱を新発田市の
諏訪神社に建立する「新発田御柱祭」が22日、6年ぶりに
開催されたので見てきた。
・新発田諏訪神社
慶長3年(1598)加賀の大聖寺から新発田に入封した溝口秀勝が同5年(1600)諏訪の木谷内より城内の古丸へ遷座後、寛永15年(1638)3代藩主宣直のとき古丸より職人町へ遷座、その後元禄元年(1688)職人町より泉町に遷座、宝暦6年(1756)73代藩主宣温のとき、この地に社殿を造営し、いくさの神、近郷の総鎮守とした。
祭神は「建御名方命八阪刀売命」と初代藩主「溝口秀勝」で、神社拝殿には「諏訪神社」と「溝口大祖神」掲額がある。
・秋宮一之御柱
諏訪大社の御柱が新発田諏訪神社に寄贈されるのは2004年に続き2度目。
今回は下社秋宮で最も大きい「一の柱」で直径約1m、地中に埋まっていた部分を切り落とし長さ約13.5m・重さ約3.5トン。
御柱は白い布に巻かれ「諏訪大社秋宮一之御柱」と書かれた標柱が御柱の脇に建てられている。
・大御幣(一之宮御用 下諏訪町)
長野県の下諏訪町から新発田市の諏訪神社に「大御幣」が寄贈された。
寄贈された大御幣は2004年の諏訪大社の祭りで「下社秋宮一」の御柱の木の先に穴を開けて据えられていたもの。
秋宮一之御柱と大御幣が新発田の地で一体となった。
・下諏訪町の木遣り唄(長野県)
御柱の曳き回し前に、下諏訪町木遣保存会の8人の男衆が、揃いのハッピ姿に黄色い鉢巻もりりしく、長いオンベを高くかざして「・・・ ヨイサ ヨイサ ヨイサ」と木遣り唄を披露した。
・職人町の獅子舞の奉納(新発田市)
新発田城跡公園から諏訪神社まで約2キロの御柱の曳き回しの安全を祈願して職人町の人たちが獅子舞を奉納した。
・御柱の曳き回し
出発前に台車の左側に大御幣が取り付けられた。
台車に乗せられた御柱は、大勢の人が見守る中午前8時25分子どもや男衆に曳かれて新発田城跡公園を出発諏訪神社へ向かった。
・御柱祭の建立
秋宮一之御柱は諏訪神社境内の参道右側に建立された。
諏訪大社御柱祭の里曳きの雰囲気を新発田の地で見れるとは・・・。
御柱祭の里曳きを見る (イラストを模写)