三人の人形展

kanazu362010-09-09

新聞に日本の伝統的な暮らしを送ってきたお年寄りをモデルに
した人形を展示する「高橋まゆみ人形館」が長野県飯山市
オープンしたと出ていた。
人形が子どもだけでなく大人をも癒し和ます。
可愛い人形の世界に誘われ三人の人形展を見てきた。
・創作人形展「鬼子母神」(新潟市江南区:北方博物館・9月5日)
 新潟市東区在住の人形作家後藤信子さんの創作人形展「鬼子母神」が北方博物館で開催されている。
 パンフには、
 「わが子を愛するがゆえ、犯してしまった罪。
 お釈迦様の教えを受け、子どもの守り神(鬼子母神)となる。
 全ての子を慈しみ、愛し、守る子育ての神。
 命の尊さを伝え、大きな愛で子を守り続ける(鬼子母神)は、母そのもの・・・」と。
 会場の表面に「母子像」、右側に「花子像」、左側に「紅子像」が飾られその下に赤鬼と黄鬼が並ぶ。
 子母神の周りに高さ約5センチの「わらし」が約80体も飾られている。
 他に仲間の人たちが作った「童子」や「福吊り」が飾られ会場に花を添える。
 十二支の人形は独特の人形で面白い。
・人形陶芸展(旧和島村島崎:道の駅わしま和らぎ家・8月27日)
 旧和島村の道の駅良寛の里わしま「和らぎ家」で群馬県みなかみ町出身陶芸家廣習(新藤廣子:59)さんの人形陶芸約200点が飾られている。
 作品は老若男女や動物など幅広くモチーフにした作品。
 ・なかよくねんね ・カッパカッパカッパ ・ブウブウブウ ・ねんね
 ・はいもしもし ・元気をのせて ・背の中に ・手のひらに
 などなど、
 人形のニコニコ顔と笑いが見る人の心を癒し和ませる。
・遊ぶ子どもの姿展(弥彦村弥彦:ギャラリーうさち・8月18日)
 三条市在住の洋画家・人形作家の信賀(しんが)斉(74)さんが、弥彦のギャラリーうさちで竹馬や紙風船で遊ぶ子どもの姿の人形や絵画を約30点展示している。
 人形は白と土色の粘土を組み合わせ細工を施したもので「シンガ人形」と呼ばれる。
 ・横綱タイプかな ・ねいちゃんの背中 ・祭賛歌 ・竹馬の子 ・ぼくの風船
 ・ボールで遊ぼう ・どろんこ遊び ・かっこいいな ・どうしょうかな 
 などなど。
  人形が独特な味わいを醸しだす。
・番外:まき鯛車展(新潟市西蒲区岩室:いわむろや・9月3日)
 巻町の伝統玩具「鯛車展」が岩室の観光施設「いわむろや」で開催されている。
 鯛車は竹と和紙で作る巻町の郷土玩具。
 お盆の夕暮れ時になると、浴衣姿の子どもたちがいくつもの鯛車にあかりを灯し、町内を引いて回った。
 鯛車は晩夏の風物詩であった。
 江戸末期から昭和の中ごろまで盛んに行われてきたこの風習は、時代の変遷と共に、
いつしか巻地区から姿を消していった。
 巻町の有志が鯛車の復活を通じて、心豊かな暮らしとまちに活気を取り戻そうと、5年前から「鯛車復活プロジェクト」チームを結成活動を行っている
 会場には大きな鯛車1個と小さな鯛車が30個飾られ、それぞれに灯りが灯されている。
 飾られている鯛車の胸びれが風で前後にゆれる。
愛敬のある可愛い人形が、子どもだけでなく大人をも癒し和ます。

笑顔の人形に思わず心が (イラストを模写)