わらアート展と大したもん蛇まつり

kanazu362010-09-11

きょう9月11日は二百二十日。
10日新潟地方気象台は、11日夕方から12日にかけて
下越佐渡地方を中心に1時間に50ミリの非常に激しい雨
降る恐れがあると大雨に関する気象情報を発表した。
9月4・5日の両日新潟市西蒲区の上堰潟で巨大オブジェが並ぶ「わらアート展」が開催された。
開催前日の9月3日、わらアート展会場を訪れ作品制作現場を見学した。
・わらアートまつり
 ・メイン会場(新潟市西蒲区松野尾・上堰潟公園:9月3日)
  4日からの開催に向け作品作りも最後の追い込みで熱が入る。
  作品は今年も住民ボランティアと東京多摩美術大の学生約70人の協力により1週間かけて8作品が作られている。
  学生たちは近くの入徳館野外研修場に宿泊し制作にあたる。
  メイン会場となる上堰潟公園の8作品は「カブトムシ」「鯨」「龍」「家」「靴」「リング」「風のフォリー」「きらりん」。
  鯨の高さは5mで龍の長さは約20m。
  キラりんは、新潟市社会福祉協議会のマスコットで社会福祉協議会の人たちが作った。
  猛暑の中、住民ボランティアと学生たちが明日の開催に向け汗を流しながらわらを運ぶ。
 ・サブ会場(新潟市西蒲区岩室・いわむろや:9月3日)
  サブ会場の作品は兜をかたどった「武者」の1作品。
  兜の前垂れには「美」の文字がアレンジされている。
  作業をしていた学生が、「サブ会場まで足をはこんでくれてありがとう」と。 
・番外:大したもん蛇まつりと大里峠の大蛇伝説(関川村:上関)
 わらの巨大作品といえばギネスブックに登録され世界一といわれる関川村の「大したもん蛇」が有名。
 ・大したもん蛇まつり
  ことしも8月29日、わらと竹でできた大蛇が関川村の村内を練り歩く「大したもん蛇まつり」が開催された。
  大蛇はギネスブックで世界一と認定されている。
  まつりは羽越水害犠牲者の鎮魂と水害を起そうとした「大里峠の大蛇伝説」をテーマーにしている。
  大蛇は羽越水害が発生した昭和42年8月28日にちなんで全長が82.2mある。
 ・大里峠の大蛇伝説
  関川村に大里峠の大蛇伝説が語り継がれている。
  大蛇が村人によって退治されてしまう物語。
  荒川の支流、女川の上流に蛇喰という村があり、忠蔵とおりのという夫婦、そしてその娘が住んでいた。
  禁断の蛇の味噌漬を食べた妻おりのが、蛇に化身しやがて大蛇に成長する。
  自分がすむ場所をつくるため、荒川をせき止めて関川村を大湖にする計画をたてる。
  しかし、琵琶法師によって命と引換えに情報が事前に村人に伝えられた。
  琵琶法師が息をひきとる直前に「大蛇は鉄がとてもきらいです」と言ったのを思いだし、村中の鉄を集めて大きなクギをたくさん作ることにした。
  そしてそのクギをみんなで大里峠まで運び、あたり一面に打ちつけたのです。
  すると大蛇が姿をあらわして苦しみ始めました。
  それは7日7晩の間つづき、村人たちは眠れない日々を過ごしました。
  やがて大蛇は息絶えて、村は助かりました。
  村人たちは、命と引換えに危険を知らせてくれた琵琶法師さんに深く感謝し、神様としてまつることにしました。
・大したもん蛇の展示
 平成13年6月には「竹とワラで作られた世界一長い蛇」としてギネスに認定された「大したもん蛇」が関川村のふれあいどーむの天井に飾られている。
 竹とワラで作られた大蛇の長さは82.8m・重さは2トン。
9月に入っても厳しい残暑が続く。
暑さ中、「カブトムシ」「鯨」「龍」などの巨大アートの制作現場を見て楽しんだ。

大きなクジラやカブトムシが・・・ (イラストを模写)