絶滅危惧種ミズアオイとハマボウフウ

kanazu362010-09-14

観測史上最も暑くなったことしの新潟県内の夏。
9月2日の魚沼市(小出)の最高気温が全国921観測所の中で
最高となる37.2度を観測した。
新潟県内の7月から8月にかけての海水浴場の入り込み客数が
発表された。
昨年を大幅に上回るところが目立ち柏崎市では101万2270人で2006年以来の100万人突破。
9月3日、新潟市も7月17日の梅雨明け以来となる久しぶり夕立に見舞われた。
9月3日、佐潟水鳥・湿地センター主催の絶滅危惧種に指定されている「ミズアオイ観察会」が開催されたので参加した。
ミズアオイ観察会(新潟市西区赤塚:佐潟・9月3日)
 ミズアオイとは:ミズアオイ科の1年草。水辺に生え、葉の形はアオイ(徳川家の家紋として使われているカンアオイの仲間)に似ているためこの名が付けられた。
 観察会には10人が参加した。
 センター前から車5台に分乗し上潟の駐車場に移動。
 全員が現場で胴長に履き替えヨシ藪をかき分け奥へ奥へと。
 藪を抜けると右手前方に青紫色の可憐な花に染まるミズアオイの群生地が。
 ひざ上まで水につかりながら沼地を歩き観察地へ。
 雲に覆われた角田山をバックに青紫色のミズアオイと薄ピンク色のハスの花が絶妙なコントラストを醸しだす。
 主催者は、「これほど沢山のミズアオイが群生しているところは、新潟県内ではここだけではないか」と。
ハマボウフウ長岡市寺泊野積・野積浜・8月27日)
 新潟市西区小針浜の「なぎさふれあいセンター」にハマボウフウのパネルが飾られている。
 説明文には、
 ハマボウフウ(セリ科)
 砂の移動の少ないやや安定した砂浜に生える多年草。花は6月から7月。
 葉は刺身のツマなどに使われる。
 新潟市内の海岸では全体的に少なくなっており、心ない乱獲で見ることもできなくなってしまう恐れもある。
 と書いてある。
 新潟県内では寺泊野積の海岸と上越市の海岸でしか自生していないと新聞に出ており、8月27日ハマボウフウを見に真夏の寺泊野積の海岸を歩いた。
 寺泊野積の海岸で「“野積の宝”海浜植物保護育成地域“採取禁止“」と書かれたハマボウフウの写真入りの看板を見つけた。
 看板付近を汗を拭き拭き探し回ったがマボウフウを見つけることができなかった。
絶滅危惧種ミズアオイハマボウフウを見に佐潟と寺泊野積の海岸を歩く。
いつか自生するハマボウフウを見て見たい。

ミズアオイの群生に驚きと歓声が (イラストを模写)