手のひら盆栽と盆石展

kanazu362010-10-18

手のひらに乗るほどの小さいみごとな盆栽。
お盆の上に石と白砂が大自然の造形美を醸しだす盆石。
手のひら盆栽と盆石展を観てきた。
・手のひら盆栽(五泉市安出:おっこの杜植物園・10月2日)
 盆栽とは、樹木や草花を植木鉢(盆)に植え、形を整えながらその枝ぶりや葉姿などの趣を観賞する、趣味の園芸
 手のひら盆栽は、手のひらに乗るほどのミニ盆栽
 品田勝(68)さんは、旧村松町の安出で「手のひら盆栽」を栽培する。
 盆栽をやりたくて12年前に村松町の街中から霊峰白山(1012m)のふもとの安出に引っ越し、小品盆栽(手のひら盆栽)を集めた「おっこの杜植物園」を始めたのが4年前。
 広い植物園には、いま愛好家の間で人気を得ている、高さ20センチ以下の手のひらサイズの盆栽が60種類1万株鉢以上並ぶ。
 これがいま大人気の雑木類の「ニオイカエデ」ですと盆栽を手のひらに載せた。
 ほかのも「真伯」「エゾマツ」などを次々と手のひらに載せた。
 手のひら盆栽は「手のひらに載せ、春の芽吹き・初夏の花・秋の紅葉・冬の緑と四季を楽しめるのが魅力だ」と。
 2年後には「おっこの杜植物園」を本格的に開園するという。
・細川流盆石展(新潟市中央区西大畑:砂丘館・10月8日)
 盆石とは、黒い盆の上に数寸の自然石を置くことで山々を表し、白砂をまき、羽根や小さなホウキで流れや波を描くことで、雄大な海や川を表す。
 このように盆石は、自然がおりなす様々な表情を盆上に描くもので、日本古来の縮景芸術の一つ。
 ・盆石の歴史
  ・平安時代:中国祥の影響により愛石趣味として名石を楽しんだ
  ・室町時代:白砂を水になぞらえた枯山水庭園のひな型を作る。盆石道は茶道・華道と同じく東山文化を支えた
  ・江戸時代:庶民にも広がり盛んになる
  ・大正昭和時代:鉄道の発達と共に「細川流盆石百景」などの景ができ今日の盆石の形となる
 会場には
 ・風そよぐ ・桂浜 ・隠岐の海 ・飛鳥山北の眺望 ・堅田の月 ・月下の波
 などの作品が飾られている。
・番外:苔玉作り(新潟市江南区沢海:北方博物館)
 10月2日、北方博物館「大地の庭」で苔玉作りの体験教室が開催された。
 苔玉とは、適度な大きさまで育った植物を用い山苔やケト土で覆い丸めて、その表面にハイゴケやシノブゴケを釣り糸などで球状に巻き付けたものをいう。
 ミニ盆栽や小さい山野草盆栽が人気で今苔玉作りもブームとか。
手のひら盆栽と盆石展を鑑賞し心を癒した。

盆石に心が癒される (イラストを模写)