トキ放鳥とトキの写真展
環境庁は10月15日、今年の第3次トキ放鳥を11月1日に
開始し放鳥数は14羽すると発表した。
新潟市西蒲区巻町で「トキ追って5万キロ写真展」が開催
されていたので観てきた。
・第3次トキ放鳥
環境庁は15日、佐渡市で行うトキの3次放鳥を11月1日に開始すると発表した。
佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションで訓練中の14羽を、ケージの扉を開けて直接放す。
期間は11月30日までの1カ月間。
昼間に扉を開けておき、自然に飛び立つのを待つソフトリリース方式で放す。
トキ放鳥は、1次の2008年秋の10羽・2次の2009年秋の20羽で、現在佐渡市で15羽・新潟市で1羽・黒部市で1羽の計17羽が確認され不明は9羽。(10月15日現在の放鳥トキ便りから)
来年は春と秋の2回放鳥することも決めた。
第4次放鳥は来年3月で、第3次放鳥でケージ内に残ったトキを含めて20羽を放つ予定。
・トキの写真展(新潟市西蒲区巻町:ガラスのメルヘン美術館・10月8日)
8月4日、新潟市西蒲区の仁箇堤へトキを見に行ったとき羽田正昭(66・旧村松町出身)さんと偶然出会った。
羽田さんの「トキ追って5万キロ写真展」の個展が開催されると知り10月8日観てきた。
羽田さんは、2008年9月の第1次放鳥トキが新潟県関川村の田んぼに舞い降りたときからトキ姿を追って新潟県内にとどまらず、宮城県・富山県・長野県と5万キロを走る。
約20枚の展示作品に撮影年月と場所が記されている。
・晴天飛行(2008年12月:関川村) ・見返り美人(2009年3月:長野県木島平)
・太平洋まで一飛び(2009年4月:宮城県角田市)
・春飛翔(2009年3月:十日町市) ・水路で餌獲り(2009年5月:黒部市)
・出逢い(2009年12月:寺泊町) ・トキの森林浴(2010年9月:新潟市)
などなど。
展示されている1枚が、10月18日から名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議に合わせて行われた写真コンテストの写真部門でグランプリに選ばれた。
写真を見ていると羽田さんが、仁箇堤へトキを見に訪れた人たちにトキの写真を見せながら撮影の苦労話を話す姿を思い出す。
・番外:デジカメど撮ったトキの大空を舞う雄姿を年賀状に
新潟の新川にトキ飛来のニュースに昨年は4回も内野町に足を運んだ。
私のデジカメではトキの舞う姿をカメラに収めることは至難の業だ。
何回もシャッターを切ったがトキの姿は画面に現われない。
でも4回目の挑戦で寝ぐら近くの新川元橋の上空を舞うトキの写真撮影に成功した。
再生すると羽を広げ大空を舞う姿が現れた。
トキの雄姿に魅せられ2010年の年賀状は、デジカメで撮った写真とパソコンで描いた絵を合成した年賀状を作り発送した。
トキの姿が少し小さいのが残念だが・・・。
今年も間もなく秋の大空にトキ14羽が放鳥される。
トキに魅せられて (イラストを模写)