木質ペレットとストーブ

kanazu362010-10-23

きょう23日は二十四節気霜降(そうこう)で、露が冷気によって
霜となって降り始めるころ。
日本列島も猛暑の夏から秋へ、そして冬へと季節が移り変わる。
暖房の恋しい季節になった。
大型家電店の店頭にファンヒーヤやガスストーブや温水ルームヒーターなどの暖房器具が並ぶ。
電力会社やガス会社でも暖房器具の販売に力を入れる。
ホームセンターのチラシにもペレットストーブや薪ストーブが。
興味を持ち今話題の木質ペレット工場を見学し木質ペレットとストーブなどを調べた。
木質ペレットとは 
 間伐材や製材工場やチップ工場から出る端材や樹皮などを固め円筒形(直径6-8ミリ・長さ2.5センチ以下)にした燃料。
 ・バークペレット:木の皮のみをペレット化したもの
 ・ホワイトペレット:木の幹をペレット化したもの
 ・全木ペレット:木全体をペレット化したもの
木質ペレット製造工場見学
 ・夢ハウス(北蒲原郡聖籠町
  昨年1月10日工場見学ツアーで北蒲原郡聖籠町にある夢ハウスの「木質ペレット製造工場」を見学した。
 ・新潟エコエネルギー(三条市下田長沢・10月15日)
  10月15日旧下田村の新潟エコエネルギー工場を見学した。
  工場は旧下田村の国道290号線を栃尾方向に向かう途中にある。
  工場敷地内には間伐材や端材や廃材などが積まれている。 
  間伐材や端材や廃材などを1次破砕機に入れでチップにする。
  そのチップを2次破砕機で破砕して粉末にする。
  粉末をペレット製造機に入れ粉末を圧縮・固形化してペレットにする。
  ペレット製造機からは、長さ約2センチ・直径約7ミリの円柱のペレットが次々と作り出される。
・ストーブ 
 ・ペレットストーブ
  ペレットストーブとは:木質ペレットを燃料とするストーブのこと。
  ペレットストーブ製造のさかい産業(新潟市西区)では、農業ハウス用の新型機を開発し本格的な販売を始めた。
 ・薪ストーブ
  薪ストーブとは:枝を含む木材、木材の廃材を燃料とするストーブのこと。
・地中熱利用 
 地中熱とは:地下の比較的浅い部分にある比較的低温の熱を意味する。
地熱の一種ではあるが、火山活動等に伴う地球内部からの熱ではなく太陽エネルギーによる熱である点が異なり、一般に火山活動由来の熱である地熱とは区別される。
 三条市のコロナが10月4日、地中熱を利用したヒートポンプ温水暖房システムに参入すると発表した。
 同社が開発する装置の最大出力は6.5キラワットで2011年度中の商品化を目指す。
・番外:わが家の暖房
 高齢でホームセンターからの灯油の搬送や暖房器具への給油の手間の負担を少しでも少なくしょうと昨年の冬から暖房器具の燃料を灯油からガスに変更した。
 ・電気コタツからガス温水床暖房に変更
 ・石油ファンヒーターからガス温水ルームヒーターに変更
・阿賀町の「バイオマスタウン構想」
 阿賀町の「バイオマスタウン構想」が今年3月末に国から認可され本年度から本格的に始動した。
 バイオマスタウン構想とは、町の森林組合などと連携し、間伐材を燃料化し、町内公共施設や家庭の暖房・給湯機器で消費する、町を挙げた“地産地消エネルギー事業“のこと。
・ペレットボイラー導入(新潟市西蒲岩室:ほてる大橋 館の湯)
 岩室温泉の旅館ほてる大橋館の湯に3月15日新潟市内で初の大型木質ペレットボイラーが竣工し3月29日火入れ式が行われた。
 同ホテルではこれまで灯油ボイラーを使い熱量を賄っていた。
 大型木質ペレットボイラーの導入で今後は木質ペレットを燃料として使うことにした。
 ペレットボイラー導入で1日約1トンの木質ペレットを燃やし、灯油500リットル分の熱量を賄う。
 同ホテルでは、新館部分の客室24部屋と調理場の給湯と大浴場のお湯の加温に使う。
いま環境に優しいエネルギーとして木質ペレットが脚光を浴びる。
木質ペレット生産が林業再生の起爆剤となるか・・・。

これが話題の木質ペレット (イラストを模写)