季節(冬)の足音

kanazu362010-10-25

露が冷気によって霜となって降り始めるころといわれる
二十四節気霜降(そうこう)も過ぎた。
巷にも季節(冬)の足音が日一日と近づく。
・冬の使者白鳥の飛来
 今年も冬の使者白鳥がやってきた。
 10月3日、阿賀野市の瓢湖に8羽、新潟市の福島潟に47羽、新潟市佐潟に13羽。
 佐潟の10月22日の飛来数は681羽(オオハクチョウ3羽・コハクチョウ678羽)。
 佐潟では今年2月12日に過去最高の6936羽が飛来している。
消雪パイプの点検
 10月4日、消雪パイプ発祥の地である長岡市で冬の降雪に備え、消雪パイプの点検作業が始まった。
  消雪パイプは、柿の種で知られる長岡市の浪花屋製菓の創業者である今井與三郎氏が、周囲には雪が積もっているにも関わらず、地下水の滲みだしている箇所にだけ雪がないことに目をつけ、考案し特許を取得した。
 発明者の御好意により、昭和36年(1961)に長岡市が全国で初めて手がけ、昭和38年(1963)の豪雪でその効果が実証され、全国に普及した。
 このようなことから、長岡市消雪パイプ発祥の地と言われる。
・年賀状の発売
 平成23年用の年賀状は11月1日に発売される。
 郵便事業会社によると総発行枚数は昨年と同規模の約39億枚を予定しているが、当初発行枚数は約36.6億枚(前年比約94%)。
 信越地区への当初配分数は、前年比8.7%増の1億1200万前。
・サケのつかみどり(新潟市平賀:信濃川漁業協同組合・10月24日)
 信濃川河口付近のサケ漁が10月20日から始まった。
 信濃川河口付近の新潟市平賀に信濃川漁業協同組合の鮭採卵ふ化施設がある。
 ・漁期:10月20日から11月25日まで
 ・魚場:信濃川の昭和橋から上流酒屋小学校までの7箇所
 恒例の信濃川漁業協同組合のサケのつかみどりが10月24日始まった。(日曜日のみ)
 信濃川で捕獲されたサケが青いビニールシートの引かれたイケスの中でサケが元気に泳いでいる。
 1000円でサケのつかみどりに挑戦できる。
 ただしつかみどりは1尾限り。
 イケスに入った手でつかめるもよし、網ですくうもよし。
 つかみどりは子どもたちに人気だ。
 4歳の男の子が大きいサケを網でつかまえた。
 重すぎて持ち上げられない。
 おじいちゃんの力を借りてようやくイケスの外え出した。
 老夫婦も子どもに負けじと大物サケを網で追い回す。
・タコ漁の仕掛け箱作り(新潟市西区中権寺:土橋製材所・10月15日)
 内野新川漁港のミズダコ漁は12月から始まる。
 新川漁港のミズダコ漁は、タコつぼではなく木製の「タコ箱」を使う漁法が主流。
 漁期が迫り新潟市西区中権寺の土橋製材所では「タコ箱」作りの最盛期を迎えた。
 箱は縦長で深さ約60センチ・底板は20センチ四方。
 昔は松が主流だったが県内に松を育てる林業者がおらず、今ではベニヤ材のものが増えている。
 毎年約千個を作るという。
 倉庫には松材とベニヤ材で作られた2種類の「タコ箱」が積まれている。
 箱を見た。
 どちらの箱も穴は3個空けられているが穴の位置が違う。
 松材の箱は底に2個の穴と側面に1個の穴が空けられている。
 ベニヤ材の箱は底に3個の穴が空けられている。
 事務員は「間もなく倉庫のタコ箱は漁師さんに出荷します」と。
高田公園の冬囲い始まる(上越市本城町:高田公園
 上越市高田公園の冬の風物詩である公園樹木などの「冬囲い」が10月21日始まった。
 公園内のサツキやツツジなどの樹木約6000本と26基のブロンズ像を3本の竹で囲み、あら縄で縛り固定する。
 作業は12月中旬まで続く。
白鳥の飛来・消雪パイプの点検・年賀状の発売・冬囲いなどと巷に冬の気配が。
冬はもうそこまで。

サケのつかみどりを眺める (イラストを模写)