蛭野の黄金の里と慈光寺の杉並木

kanazu362010-11-27

11月17日のテレビウィークリーガイドに、11月22日の
NHK故郷一番で「ギンナンの里」蛭野が紹介されると知り
放送前の11月20日、蛭野地区の黄金の里と慈光寺の杉並木を
訪ねた。
・蛭野の黄金の里(五泉市蛭野:黄金の里・11月20日)
 国土交通省外郭団体である日本地図センターの調査によれば、蛭野集落の2009年の世帯数は49世帯で人口は181人。
 人口構成比は、65歳以上が31.5%・14歳未満が8.9%となっている。
 霊峰白山の入口に位置する五泉市蛭野地区は新潟県内でもギンナンの産地として有名。
 集落には、樹齢200年〜600年と言われる立派な巨木が100本ほどあり、中には「乳銀杏」と呼ばれる銘木もある。
 秋になると辺り一面がこがね色に染まる事から何時しか「黄金の里」と呼ばれるようになり多くの人が里を訪れる。
 里を歩くと落葉した黄金色のイチョウの葉がジュウタンのようにどこまでも続く。
・慈光寺の杉並木(五泉市蛭野:慈光寺の杉並木・11月20日)
 黄金の里を過ぎ、参道橋から古刹慈光寺までの約500mの参道両側は、樹齢300年から500年を越すといわれる幹周り6〜7mの大杉137の杉並木が続く。
 杉並木は新潟県天然記念物に指定されている。
 参道のあちこちに「経玉石書」「芬蛇塔」「優婆石」「白山の大蛇伝説の碑」「六地地蔵」などの塔石や地蔵や石碑が立ち並ぶ。
 中でも、人それぞれがもつ悩み、苦しみを救ってくれるといわれる“三十三観世音菩薩”は訪れる人を癒し和ます。
 慈光寺の開創の年代は不明、往古から真言か天台の有数の霊刹であったといわれる。 
 室町時代の初め、応永10年(1403)ころ、時の嶽城主・神戸太郎最重が傑堂能勝禅師(南北朝時代の武将楠木正成の直孫)を慕い、師を勧進して中興開山された。
 曹洞宗越後四大道場のひとつ。
 石段を登ると山門があり、山門には楠木正成公の家紋菊水が掲げられ歴史を偲ばせる。
五泉の蛭野地区の黄金の里を見、静寂の中を滝谷川のせせらぎなの音を聞きながら霊気漂う慈光寺の杉並木を歩き自然を満喫した。

霊気漂う杉並木を歩く (イラストを模写)