旬の味覚と食彩

kanazu362010-12-14

新潟県内のご当地グルメなど新潟の食を集めたイベント
「新潟のうまさぎっしり博」が12月12・12日の両日、
新潟市中央区朱鷺メッセで開催された。
旬の味覚と食彩の話題が新聞に。
・赤塚の大根(新潟市西区赤塚)
 新潟市西区の赤塚は、昔から新潟の名産野菜で知られる「赤塚大根」の生産地で有名だ。
 師走に入り、漬物用の大根の収穫が最盛期。
 漬物工場にはトラックで次々と大根が運び込まれる。
・温泉熱利用でイチゴ栽培(弥彦村麓・12月4日)
 弥彦村の麓地区に温泉の廃湯を利用しビニールハウスで新潟県産イチゴ「弥彦姫」を栽培する施設が完成した。
 広さ約100平方メートルのハウス内の苗床に管を敷設し温泉の廃湯を流す。
 施設では2008年からトマトやスイカなどを試験生産してきた。
 2009年度からプランターを高さ1mほどに設置した高設栽培装置を導入しイチゴの栽培に適したハウスに改良して「越後姫」の栽培に着手した。
 苗床には5本の温水ビニール管が敷設されている。
 温泉熱利用で収穫時期が11月中旬から1月頃まででき、イチゴの需要が増えるクリスマス前にも出荷できると期待する。
 ハウスを訪れた12月4日は、クリスマスケーキ用イチゴの収穫でおおいそがし。
 甘いイチゴを1粒試食した。
・白根のルレクチェの出荷始まる
 日本におけるル・レクチエ発祥の地は旧白根市東萱場。
 小池左右吉(1867年―1955年)さんが、明治30年代後半頃に原産地フランスから数品種の苗木を直輸入、栽培に取り組み、我が国で初の洋ナシの栽培をはじめ我が国で初めて果実を実らせた。
 自宅前の道を挟みブドウ畑の1角に「日本におけるル・レクチエ発祥の地」の石碑が建つ。
 洋ナシ「ル・レクチエ」の産地として有名な新潟市南区白根で今年も11月26日からル・レクチエの出荷が始まった。
佐渡寒ブリ
 新潟にいながら“佐渡天然ブリカツ丼”が「新潟のうまさぎっしり博」で食べられると人気だ。
 佐渡天然ブリカツ丼とは、地場産米粉を使った衣で「天然ブリのカツ」を、「特製あごだし(トビウオ)醤油ダレ」にくぐらせて、ごはん(佐渡産)の上にのせたシンプルなカツ丼。
 佐渡寒ブリ漁は今が最盛期。
 寒ブリは、関西方面ではお歳暮や正月用として需要があり年末までの1カ月が書き入れ時。
マガモの養殖と野ガモ猟
 冬の到来とともにカモ汁の美味しい季節になった。
 ・マガモの養殖(新潟市西蒲区大関・12月5日)
  新潟市西蒲区大関の福島養鴨場(福島貞一・61)でマガモを養殖していると新聞に出ており12月5日見学してきた。
  約3000平方メートルの養鴨場に約200羽のマガモが飼育されている。
  福島さんがマガモの養殖を始めたのが約30年前。
  今が出荷の最盛期で出荷は2月ごろまで続く。
 ・野ガモ猟(新潟市西区・12月5日)
  おとりを使ってカモを捕る冬の風物詩「無双(むそう)網猟」が、今年も新潟市西区新田の田圃2カ所と新潟市西区亀貝の田圃1カ所の計3カ所で始まった。
  小春日和の12月1日、野ガモ猟の猟場3カ所を見てきた。
  猟場は昨年と同じ場所だった。
  約1反の田圃に水が張られ、片角の柵の中におとりのカモが20羽以上いる。
  監視員が小屋のスイッチを押すと4本の竹竿が半円を描くように跳ね上がり網を広げ
  田圃を覆いかぶしカモを捕獲する。
旬の味覚や食彩が食卓を飾る。

この甘いイチゴは (イラストを模写)